不安定な私に必要な“溺れる愛”の救い方

愛し続けることが難しい人がいる。

気持ちが揺れ動きやすく、愛していると思った翌日にその気持ちが曖昧になる。相手の些細な言葉や態度で急に不安になったり、冷めてしまったりする。

もしそんな自分に苦しんでいるなら、まず知ってほしいことがある。それは、感情や気分の安定を保つのは脳の働きに大きく影響されているということだ。

もっと言えば、人格が安定しているかどうかも脳の機能に深く関係している。たとえば、「パーソナリティ症」という病気があるように、性格や感情の不安定さはただの意志の問題ではなく、脳の特性が関わっている場合がある。

人によっては、脳が外部刺激に敏感で、周囲の状況や他人の反応に大きく影響されやすい特性を持っていることがある。

こうした特性を持つ場合、自分の感情や「愛している」という気持ちを一定に保つのが難しくなるのは自然なことだ。それは決してあなたが「ダメな人間だから」ではなく、ただ「そういう脳を持っている」という事実にすぎない。

もしあなたが「これ、私のことかも」と感じたなら、少しだけ自分の心に寄り添ってみてほしい。愛が続かない自分を責めたり、「私は努力が足りない」と決めつけたりする必要はない。