読解力の謎をスピリチュアルに考える #5
今回の記事は、過去の記事「読解力の謎をスピリチュアルに考える #4」のつづきです。スピリチュアルな見解も併せた言語観の大枠に触れました。その大枠から、過去の記事#1~3を包括的に触れ直そうと思います。
過去の記事#1で、会話の現場においてはお互いが「今ここ」に同調していると書きました。しかし、話し相手とは共感すべきです。そこで、同調と共感の違いを、バスケットボール選手の体験に喩えて説明したい。
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味方ゴールの下で、敵のボールを奪った瞬間、空間意識をコート一面に拡張すると、敵味方の配置や、各選手の可動範囲も、なぜか、わかります。これは、同調によって、宇宙の英知を空間意識で受信したのです。
敵ゴールの近くにいる味方へボールをパスする動きを起こしてから、ボールを手放す直前までに、味方の可動範囲から敵の可動範囲を差し引いた安全な領域、パスが通る領域が、なぜか、わかります。
ボールが手から離れる瞬間、手首のスナップを利かせて、ボールが飛ぶ方向を微調整します。誰もいない領域へボールを投げるのです。さて、その選手は不思議に思うだろう。自分は考えずに何をしたのかと・・・。
同調は、ラジオのチャンネルを合わせるようなものです。ロングパスを実現しようと意図する選手に必要な英知が、空間意識で受信されています。過去の記事#3で書いた周期的な時間意識も受信アンテナです。
ただ、同調はそこまで。パスが通るかどうかは共感次第となります。
共感するということは、お互いの無限の可能性に感謝して、尊敬することです。より具体的には、味方が自分の期待通りに動かないことも許して、期待を超える優れた動きが生まれる可能性を開くのです。
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そもそも同調は「今ここ」にある波長を増幅します。受信できる知識の解像度を上げるのです。だから、たとえば世間様の同調圧力は、既得権益を増幅するだけで、新しい可能性が開かれることはありません。
新しい可能性へ導く英知は、過去の記事#2で書いたアブダクションが、意図をトリガーにして呼び寄せます。意図次第で英知が変わるのです。
そして、英知の体現および理解が、共同創造者に影響を及ぼすのだ。
以上、この記事のつづきはまた別の機会に。
追伸 パスは通りました。楽々と得点しています。
当時、中学生の私が、バスケットボールの授業で体験したことです。周りは盛り上がりましたが、国語が苦手な私は一人モヤモヤしていたのです。そのモヤモヤを、今年55歳の私が言葉で昇華する!