今回の記事は、過去の記事「アーシュラ・K・ル=グウィン『文体の舵をとれ』にて(文体のリズム)」のつづきです。
やはり、ル=グウィンは、スピリチュアリストだな。
ル=グウィンが創作する物語の流れは有機的な時間です。その流れは、決して、科学的なエントロピーの法則に従う無機質な時間ではない。
二カ月前の私には気づけなかったことだが、物語の作家とファシリテーターは、どちらも、有機的な時間の創作に挑戦していたようですね。
物語作家の時間は、全身の細胞から湧く発想の連鎖であり、ファシリテーターの時間は、言語共同体に参加する人たちの意見の連鎖なのだ。
以上、言語学的制約から自由になるために。別の記事へ派生させます。