ハイヤーセルフに連れられて(青年兵の話)
1990年代、戦後、50年経っても、成仏できない青年兵がいました。ハイヤーセルフに連れられて、私は、彼の救済に立ち会ったのです。
私たちが睡眠中によく訪れる、四次元世界において、
薄暗い原野に立ち尽くす青年兵を私は発見しました。
彼は言います。「来るな! ここは地雷原だ!」
私がためらわずに歩み寄ると、地雷を踏んだらしい。
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凄まじい爆風が、私の光の体を、素通りしました。
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青年兵はもうろうとしながらも両足で立ち尽くしています。
左足の膝下を失っているのに両足で立つ、異様な光景です。
彼に意識が戻ると、「無事か!」と言って私に駆け寄りました。
無事を確認すると、彼の目線が私の第八チャクラに移ります。
どうやら、私のハイヤーセルフとの交流が始まったようです。そうなると、今こうして文章を書く私は現場に置き去りにされて、話が勝手に進んで行きます。私自身は、霊能力を自由に行使することができません。
さて、交流が終わり、彼の目線が私の目線に戻ってきました。
彼は私に挙手の敬礼を見せ、光の柱と化し、昇天したのです。
私は、敬礼の美に驚いて、朝、目覚めました。
What happened?
敬礼に無縁だった私はインターネットで敬礼について調べました。青年兵は上位の者に対する敬礼を私にしたようです。私自身は、彼の敬礼に乗る精神の美に驚き、答礼で応える余裕がありませんでした。
地雷の爆風よりも敬礼の美に驚く私についてはさておきます。
青年兵は自分の縄張りに幻想の地雷を埋め込んでいました。そして、彼を助けようと近づく人々を地雷で脅しながらも、人々の安全を、死後50年経っても、祈り続けていたと思われます。
また、幻想の爆風で光の体が傷ついた人々もいたに違いありません。
Everything is a precious experience for the soul.
・・・もう戦争はいらんのだが。