この書物の第Ⅱ部「どうすればアイディアを生み出せるか」に注目したい。時間の流れという幻想を超えて、本書の用語を整頓してみます。
次の図は、球体の中心でアイディアが誕生するトーラス構造です。球体の内に浮かぶドーナツの具に「時間の流れ」を閉じ込めたイメージです。
野口さんはとにかく仕事を始めよと述べます。テーマを考えながら、資料やデータを集めながら、書き進めば、多くの場合に完成するとのこと。
時間の流れを内在させることがアイディアを生む秘訣だと思います。
図において、ピンク色の垂線は球体の回転軸であり、モチベーションです。青色の矢印は、「学習という形でのデータの取り入れ」を促す意識であり、赤色の矢印は、アイディアが生まれやすい環境の構築を促す意識です。
なお、「テーマと問い」が決まると、回転軸のブレが止まります。
さて、今や、教育改革「待ったなし」なのだが・・・。
生成系AIは、既に、家庭教師として活用できるようですね。
以上、言語学的制約から自由になるために。