マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』にて
この著者が説く暗黙知は、境界に出入りする潜在的な知です。
この書物からは、言語のあり方に触れるところを救っておきます。
さらに実例を挙げて、もっと詳しく検討してみよう。その実例とは、言語行動である。それは五つのレベルを含んでいる。すなわち、(1)声を出す。(2)言葉を選ぶ。(3)文を作る。(4)文体を案出する。(5)文学作品を創出する。それぞれのレベルはそれぞれ自らの規則に従属している。すなわち、それぞれ以下のものに規定されているのだ。(1)音声学、(2)辞書学、(3)文