見出し画像

💟第2話 幼な心に善種を蒔く-言葉の創化力の神秘(天照大御神の子育て)

🟡幼な心に善種ぜんしゅ

三浦芳聖の母・元子は、父親の負託ふたくこたえ、遠祖・尊良親王の満六百年目のご降誕記念日に、一日もたがうことなく、見事に生み参らせた芳聖よしまさを誇らしげに抱きかかえ、授乳のたびに下記の様な内容の言葉を言い聞かせました。

そなたは我が河合家の遠祖・尊良親王さまの生まれ変わりです。尊良親王さまという方は、延元えんげん二年、越前敦賀えちぜんつるがの金ヶ崎城の落城に当たり、宮様でありながら将兵たちと共に従容しょうようとしてご自害なされ、壮烈無比そうれつむひのご最期さいごを遂げられた立派なご先祖さまです。「太平記」には、その時の様子が、かくかく・しかじかと語り継がれています。そなたも、この尊良親王さまのように、いつでも笑って腹が切れる立派な人物になりなさい!

赤子の時から、このような母親の言葉を聞いて育った芳聖の潜在意識には、いかなる苦難にも耐え得る力強い信念と、人間としての自負心じふしんが芽生えた事でしょう。

幼な心に善種ぜんしゅを蒔く、言葉の創化力の活用、これは大御神の御子教導計画の重要な柱なのです。


🟡言葉の創化力の神秘

白紙のような状態で生まれて来た幼子の心に、将来優良児となる善種ぜんしゅを蒔くのです。誕生して間もない嬰児えいじの柔らかい心に、良き信念や矜持きょうじの念となる善い種を蒔くのです。

赤ちゃんが生まれたその日から始めることが秘訣中の秘訣です!「三つ子の魂百まで、鉄は熱いうちに打て」なのです!

ここから先は

2,125字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

串呂哲学研究ノートは、読者の皆様方の財政的ご支援により活動が維持されています。理解しやすい記事作成のために諸般の費用が掛かります。今一層のご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。読者の皆様方のご支援に感謝しています!