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💟第2話 幼な心に善種を蒔く-言葉の創化力の神秘(天照大御神の子育て)
🟡幼な心に善種を蒔く
三浦芳聖の母・元子は、父親の負託に応え、遠祖・尊良親王の満六百年目のご降誕記念日に、一日も違うことなく、見事に生み参らせた芳聖を誇らしげに抱きかかえ、授乳のたびに下記の様な内容の言葉を言い聞かせました。
そなたは我が河合家の遠祖・尊良親王さまの生まれ変わりです。尊良親王さまという方は、延元二年、越前敦賀の金ヶ崎城の落城に当たり、宮様でありながら将兵たちと共に従容としてご自害なされ、壮烈無比のご最期を遂げられた立派なご先祖さまです。「太平記」には、その時の様子が、かくかく・しかじかと語り継がれています。そなたも、この尊良親王さまのように、いつでも笑って腹が切れる立派な人物になりなさい!
赤子の時から、このような母親の言葉を聞いて育った芳聖の潜在意識には、いかなる苦難にも耐え得る力強い信念と、人間としての自負心が芽生えた事でしょう。
幼な心に善種を蒔く、言葉の創化力の活用、これは大御神の御子教導計画の重要な柱なのです。
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🟡言葉の創化力の神秘
白紙のような状態で生まれて来た幼子の心に、将来優良児となる善種を蒔くのです。誕生して間もない嬰児の柔らかい心に、良き信念や矜持の念となる善い種を蒔くのです。
赤ちゃんが生まれたその日から始めることが秘訣中の秘訣です!「三つ子の魂百まで、鉄は熱いうちに打て」なのです!
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