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内宮と後村上院御陵とを結ぶ神風串呂(串呂哲学研究ノート№187)

この記事は、神皇正統家極秘伝神風串呂しんぷうかんろ(カミカゼクシロ)を分かりやすく解説したものです。

串呂(クシロ)とは、元伊勢伝承で皇祖神が各地を行脚しながら構築した元伊勢クシロの事です。

元伊勢クシロは、皇城守護の結界のことだといわれていますが、その結界とは、神風串呂しんぷうかんろ(カミカゼクシロ)のことだったのです。串呂は、極秘で構築されて来たので、そのように言われてきたのです。

地名(地文ちもん)に秘められた天地神明の啓示を解明する学問が神風串呂(串呂哲学)です。ここでは、「内宮と後村上院御陵とを結ぶ神風串呂」についてご紹介しています。

神風串呂(カミカゼクシロ)を学ぶことによって、日本が神国である事実を認識し、皇祖神からの神妙なる息吹を体感体得することができるでしょう!


内宮と後村上院御陵とを結ぶ神風串呂

1、後村上院は四緑木星午年生れである

後村上院(義良親王)は、『ウィキペディア』後村上天皇では1328年〈嘉暦3年〉生れ(六白金星戊辰年)となっています。

しかし、神風串呂では、前回ご紹介した下記串呂に「大馬木川」が串線することから、元徳2年(1330)四緑木星・庚午年生れの皇子であると結論しました。

🟠後村上院(義良)午年皇子説立証の神風串呂(№186)
[王院山]-[大馬木川]-[美女原]-[釜村]-[大忠]-[南山方]-[後村上院御陵]-[後醍醐天皇御陵]

今回は、この説を更に補強して「後村上院は四緑木星午年生れである」ことを確定する神風串呂をご紹介します。

2、串呂哲学の理解を助ける予備知識

始めての方は、下記の記事を参照してください。

3、内宮と後村上院御陵とを結ぶ神風串呂

今回ご紹介する神風串呂は、前回ご紹介しました

🟠後村上院(義良)午年皇子説立証の神風串呂(№186)
[王院山]-[大馬木川]-[美女原]-[釜村]-[大忠]-[南山方]-[後村上院御陵]-[後醍醐天皇御陵]

の串呂の「大馬木川」と共通した「馬木」という地文があります。比較対照しながら下記の串呂を考察しましょう。

三浦芳聖は、皇大神宮内宮(三・伊勢市)と後村上院御陵(大・河内長野市寺元観心寺)とを串線すると、次の様な神風串呂になると述べています。

馬木.内宮

馬木(広・東広島市西条町)-後村上院御陵(大・河内長野市寺元観心寺)-松山(奈・高取町)ー三津(奈・吉野町)ー三峰山(奈・御杖村)ー上出江(三・多気郡多気町)-皇大神宮内宮(三・伊勢市)

(『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』第一章19頁、新住所に改めました。)

【地文のみ掲載】
[馬木]-[後村上院御陵]-[松山]-[三津]-[三峰山]-[上出江]-[皇大神宮内宮]

【地文の解釈】(地文に地図がリンクしています。)
(1)馬木(うまき、広・東広島市西条町)

馬木
東広島市西条町 馬木(地図マピオン)

四緑木星午年を表わす。馬は午年、木は木星。午年の九星には「一白水星、四緑木星、七赤金星」の三種類があるのみ。

馬木は四緑木星午年の事で、ここから義良親王が元徳2年(1330年)四緑木星・庚午年生まれの皇子であった事を昭示しています。

従って、嘉暦3年(1328年)戊辰年生まれの皇子は、三浦皇統家系図にある如く「興国天皇(守永)」であるという説を立証しています。

古本本朝皇胤紹運録上

後醍醐院─┬─尊良親王 第一皇子
               ├─世良親王 
       ├─恒良親王
          ├─成良親王 第六皇子
       ├─義良親王

これまでの研究結果は下記の通りです。
尊良親王 嘉元2年(1304)三碧木星・甲辰年生れ 第一皇子
世良親王 不明(早世)  元徳2年薨去                       第二皇子
護良親王 元応2年(1308)八白土星・戊申年生れ 第三皇子
宗良親王 応長元年(1311)五黄土星・辛亥年生れ 第四皇子
恒良親王   正中2年(1325) 九紫火星・己丑年生れ 第五皇子
成良親王 嘉暦元年(1326)八白土星・丙寅年生れ 第六皇子
守永親王 嘉暦3年(1328)六白金星・戊辰年生れ 第七皇子(猶子)
義良親王 元徳2年(1330)四緑木星・庚午年生れ 第八皇子  

*猶子の守永親王を入れなけば「第七皇子は義良親王」である。

(2)後村上院御陵(大・河内長野市寺元観心寺)
高野山真言宗「観心寺」後山にある檜尾陵(ひのおのみささぎ)のこと。

観心寺後村上
後村上院御陵

北朝方の権威ある記録・古本大系図にある

「義良親王 偽主南朝と号し、南方偽朝に於て君主と称し、後村上天皇と号す。陸奥太守、後醍醐院第五皇子、母新待賢門院」

と記載されている記事中に「義良親王」「偽主南朝」「南方偽朝」とあるのは、武家方が、吉野朝は南朝前衛(偽主・偽朝・副統)であると見抜いてた証拠である。但し、第五皇子は誤り。

古本大系図
南帝・古本大系図より転載

後村上院(義良親王)は、憲良から義良に改名している。
義は義足、義理、義父、義兄弟の義で偽に通ずる。「義=偽」。王子の名前には「良」を付けず「成」を付けている。

【参照】『ウィキペディア』後村上天皇

檜尾陵
大・河内長野市寺元観心寺 後村上院御陵(地図マピオン)

(3)松山 (まつやま、奈・高市郡高取町)
松は、常緑樹で「四緑木星」を表わす。(1)馬木で考察した「義良親王が元徳2年(1330)四緑木星・庚午年生れの皇子」である事を補足・補強している。

三浦芳聖に依ると、この松山は、吉野朝系の霊統の門人「松山」氏の事であると云う。詳細不明。

高取町松山
奈・高市郡高取町 松山(地図マピオン)

(4)三津(みづ、奈・吉野郡吉野町)
三浦芳聖に依ると吉野朝系の霊統の門人の事であると云う。詳細不明。

(5)三峰山(みうねやま、奈・宇陀郡御杖村)
三浦芳聖に依ると吉野朝系の霊統の門人の事であると云う。詳細不明。

(6)上出江(かみいずえ、三・多気郡多気町)
三浦芳聖に依ると吉野朝系の霊統の門人「上出」氏の事であると云う。詳細不明。

(7)皇大神宮内宮(こうたいじんぐうないぐう、三・伊勢市)
皇祖天照大御神をお祭りする「わが国二所の宗廟」の一つで、八大串呂起点のひとつ。天照大御神は、神風串呂の主宰神。

皇大神宮内宮の詳細はこちらをご覧ください。

皇大神宮内宮
三・伊勢市 皇大神宮内宮(地図マピオン)

4、この串呂の解釈と串呂哲学的考察

馬木」-「後村上院御陵」-「松山」ー「三津」ー「三峰山」ー「上出江」-「⛩皇大神宮内宮

後村上院(義良親王)は、四緑木星の午年生まれであると皇大神宮内宮の天照大御神が立証されている神風串呂です。

下記の神風串呂の「大馬木川」と併せて考察しますと、後村上院(義良親王)は、元徳2年(1330)四緑木星・庚午年生れの皇子であると確定しても良いと思います。

後村上院(義良)午年皇子説立証の神風串呂(№186)
「王院山」-「大馬木川」-「美女原」-「釜村」-「大忠」-「南山方」-「後村上天王御陵」-「後醍醐天皇御陵

下記の神風串呂と比較対照しますと、後醍醐天皇から皇位を継承した皇子はどなたであったかが明瞭になります。

北陸朝廷の存在を昭示する神風串呂 (№20)
金崎神宮」-「御在所山」-「国府町・天王山忠魂碑」-「御薗町」-「一色」-「皇大神宮内宮」 

南朝には正副二統の皇統があった事を昭示する為に、上記の神風串呂を構築された串呂主宰神(天照大御神を始めとする日本神界)の御配慮を思う時、何と申上げて良いか、忝さで言辞に窮する次第です。

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情報拡散のお願い

 この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖の伝記及び三浦芳聖が解明した神風串呂の紹介記事です。
 三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。

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串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!

2千年以上の長年月を掛け神風串呂を構築された、串呂主宰神・天照大御神様のご苦心と、生涯を掛けて神風串呂を解明された三浦芳聖師のご努力が、日本国と日本国民の皆様の幸せの為に生かされますよう願ってやみません。

神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。

神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!

一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。

神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。

(出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。)

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串呂哲学研究ノート(鈴木超世志)
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