見出し画像

13:00からパンを作るパン屋さん

JR総武線平井駅で降り、南口を出て商店街を抜けた先にある、
Bahagia Bakery(バハギアベーカリー)。

青地にピンクの店名がかわいい。

この日お邪魔したのは、rebakeが運営している
tiktokに投稿する動画を撮影するためでした。
(rebakeは、全国1000店舗以上のパン屋さんのパンを取り寄せられる、
通信販売プラットフォームです。)

「是非、製造の動画も撮らせてください」とお願いしたところ、
「では、13:00頃に来てください」とのこと。

てっきり朝の撮影になるかと思ったので、
13:00と聞いた時は拍子抜けしてしまいましたが
ゆっくり寝られるから、嬉しい誤算。

菓子パン、惣菜パン多めのラインナップ。

入店するとすぐに、「今パン作ってるよ!」と厨房に招いてくれたのは、
店主の渡辺さん。この日は頭にターバンを巻き、朗らかに出迎えてくれました。

何種類も並行して作っていました。

動画撮影の合間に、気になっていたことを質問してみました。
「店名のバハギア、って、なんですか?」

「昔インドネシアで働いていたことがあって、だから店名はインドネシア語。
インドネシアの言葉で、幸せ、という意味なんです」

そう言われると、BGMもエスニック感漂う音楽な上、
店内も竹をふんだんに使った造り。

それで店内はアジア風なんですね!と言うと、
それはここが蕎麦屋の居抜きを改装したからじゃない?と渡辺さん。
確かによく見ると、お蕎麦屋さんでした。笑

奥はイートインスペース
お蕎麦屋さんのなごり

バハギアベーカリーさんは、営業時間がちょっと変わっています。
11:30~21:00まで営業しているのです。

パン屋さんといえば、朝早くから営業していて、割と早くに閉まるのが一般的。
21:00まで営業しているパン屋さんは、
rebakeに登録しているパン屋さんの中でもあまり見かけません。

この独特な営業時間の秘密は、店主の渡辺さん自身の経験にありました。
自分でお店を開く前、渡辺さんはパン屋さんで修行をしていましたが、
お店を閉めてから他のパン屋さんに行ってみたいと思っても、
すでに閉店してしまっていて、行けないことが多かったそう。

「割と終業時間が早い私でさえ、閉店時間に間に合わないのなら、
他の会社員の人たちは仕事帰りにパン屋さんに行けるわけがない!」
そう思った渡辺さんは、バハギアベーカリーを開いたときに
21:00までの営業時間に決めたそうです。
(午後13:00でもパンを焼き続けている理由は、こう言うことでした)

渡辺さんの思った通り、夜の営業時間にもお客さんはやって来ます。
会社帰りの人、保育園に子供を迎えに行った帰りのお母さん。
この町で、夜遅くまで頑張っている人たちに、店名の通り
「幸せ」を与えてくれるお店なのだな、と思いました。

今年の7月で7周年だったそう。

【以下、購入したパンの紹介です】


ハニーフレンチ

スタッフさんに1番好きなバハギアベーカリーのパンを聞いたところ、教えてくれました。
噛んだ途端、蜂蜜がじゅわっとにじみ出ます。
外側はバゲットのパリパリ感が残っていて、ブリュレみたい。

マフィン(プレーン)

お客さんに密かに人気があるそう。
甘すぎず、ほわんと卵の香り。
蒸しパンとマフィンの中間のような感じです。

あんぱん

製造の様子を見ていたら個人的に食べたくなってしまいました。
ふんわり生地はもちろん、中の粒あんがとっても美味しいです。
創業100年の三宅製餡のあんこを使っているそう。

Bahagia Bakery
東京都江戸川区平井2丁目21−10
定休日:日曜、祝日
営業時間:11:30~21:00 売り切れ次第終了

今回紹介したお店のパンは、rebakeでお取り寄せができます。
気になった方は、チェックしてみてくださいね↓↓