新紙幣発行のタイミングで考える時事問題の拾い方
本日(2024年7月3日)、新紙幣が発行されました。まだ実物を見たわけではないのですが、デザインはすでに発表されていますね。肖像となる渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎についても話題となり、すでに中学入試で出題されています。
このように、年間を通して大きなインパクトを与える出来事というのは「時事問題」として中学入試にも取り上げられることがあるので、日ごろからニュースに注目しておくのは重要なことですね。
ところで、なぜこの記事を書こうと思ったかについてですが、このような記事を見かけたからです。
新紙幣発行に関する記事なのですが、紙幣の材料となる「ミツマタ」という植物について書かれています。和紙、紙幣の原料となるミツマタは国内で生産が減少し、現在では主にネパール等からの輸入が頼りになっている、とのことです。
時事問題、というと社会で取り上げられることが多いイメージですが、理科でもかなり取り上げられていますし、実は算数にも時事問題があったりします。
紙幣の材料については僕も知らなかったので(つまりこの記事は備忘録代わりでもあるのですが)、可能性はそこまで高くはないでしょうが、このミツマタから植物の性質について話を広げていって出題、ということもありうるわけです。
例えば、「なぜミツマタが紙幣の材料として適しているのか説明しなさい」みたいな問題、出せそうじゃないですか?
で、「算数で時事問題ってどういうことやねん?」と先程思われた方もいるかもしれないので紹介しておくと、少し前に世界のナベアツ(現・桂三度)さんのネタで、「3の倍数と3がつく数のときだけアホになる」というのがあったのをご存知でしょうか。
このネタに関する出題、結構あちこちであったんです。「1から1000までの整数のうち3の倍数、または3が使われる数は全部でいくつか」みたいな直接的なものから、少しひねりを加えたものまで、色々ありました。
また、太郎くんが100mを走るときのタイムを計算したら9.58秒だった、とか。これはもちろん、ウサイン・ボルトがベルリンで世界記録を出した翌年の入試問題です。
このように、ニュースや流行には常々アンテナを張っておかないといけないな、というお話でした。
お読みいただき、ありがとうございました。