百見は一動にしかず
SNSでロックバランシング作品を見た人から、どうやってこれを作るのですか?と問いかけられることがあります。しかし、それを文章では答えられません。
例えば、石の形状を文章で表現する労力を想像してみてください。整った形の石ならまだしも、唯一固有の形の石を説明するとなるとそれだけでかなりの長文になりそうです。さらに手に伝わってくる感触を文章にする労力となると、とてつもなく大きいです。仮にそれらを表現できたとしても、読み手が精緻に理解・実感できるとは思えない。
ロックバランシングは非常に精緻な作業をして成立させるものです。「百聞は一見にしかず」よりさらに具象にリアルに接する「百見は一動にしかず」という姿勢でないと理解は深まりません。オンラインで言語のみで伝えられることはたかが知れています。対面して石を触りながらでないと具体的な指南をするのが困難なのです。
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