2025年フェブラリーステークス2

 阪急杯は残念ながら資金を減らすだけの結果になりましたが、気を取り直してフェブラリーステークスの続きを。

 前回の記事から狙いは基本的に変えてはいませんが、今年の番組的に一番のトピックであるG1とステップ競走の間隔を見直すという点についてダートG1には影響が及ばなかった点については少し考えたいなと思います。

G1競走の前哨戦について、近年の馬の出走動向の変化を踏まえ、当該G1競走との間隔を広げるため、実施時期等を変更します。

「2025年度競馬番組等について」より

 ダート路線は(負担が少ないから?)特に間隔を変更する必要はないと判断されたからか、フェブラリーステークスの場合最後のステップである根岸ステークスが中3週を維持したまま。ダート路線は中央の競走より地方交流競走の方が充実しているので、そちらから来るのであれば充分な間隔の競走もあるから大丈夫という事でしょうか?ダート路線に関しては敢えて手を入れなかったような印象を受けます。

 芝路線が大きく動いたのが1996年。この年には新しいG1が出来たりダービーの開催週が動いたりと大きな変化が目白押しでしたが、ダートはこの年は新しい事は起きず、その翌年1997年にフェブラリーステークスがダートとしては初めてG1になりました。その何も起きなかった1996年、この年だけ勝ったのが牝馬。後にも先にもホクトベガ以外の牝馬が勝った事がないので、何かのタイミングが必要なんだろうなと思うのですが、それが今年という事はないかな?と思っていた所、ホクトベガと同じゲートに牝馬が入って横山典弘が騎乗という事に。阪急杯の失敗をここでも繰り返す気満々ですが、そのタイミングというなら少し遊んでみてもいいかなと思います。

 上位人気馬の根岸ステークス馬コスタノヴァ。古馬条件戦から上がって来て根岸ステークスを勝って来るというのは、2001年に根岸ステークスが今の位置に移った初年度の(外)ノボトゥルー以来何度も連対している形ですが、このタイプの根岸ステークス馬で勝っているのは他には(外)モーニン、(外)レモンポップと(外)馬で、内国産では2012年に2着になったシルクフォーチュンかと思います。昨年の根岸ステークス馬で人気を争うエンペラーワケアも同じタイプ。コスタノヴァに関しては2着なのかな?と思います。
 エンペラーワケアは根岸ステークス馬から看板を武蔵野ステークス馬に変えて来ました。武蔵野ステークス馬としてフェブラリーステークスを勝ったのはサンライズバッカス、ノンコノユメ(去勢後に根岸ステークスを勝ちなおし)ですが、どちらとも違うタイプ。サイン的な見方で言うと横山武史の連日の1枠1番でダイヤモンドステークスで来なかったのを見ると切るのも難しい所です。

G3 ダイヤモンドS 1枠01番 ワープスピード  横山武史
G1 フェブラリーS 1枠01番 エンペラーワケア 横山武史

 サンライズバッカスに関しては、他の馬に繋がると思います。それはサンライズジパング。サンライズが同じなのではなく、武蔵野ステークスを勝ったのが3歳である事、フェブラリーステークスを勝った年のステップ競走を連対しているという点です。

サンライズバッカス
 G3 東京ダ16 武蔵野S    01着 牡3
 G3 京都ダ18 平安S     02着 牡5
 G1 東京ダ16 フェブラリーS 01着 牡5

サンライズジパング
 G3 京都ダ18 みやこS    01着 牡3
 G2 中京ダ18 プロキオンS  02着 牡4
 G1 東京ダ16 フェブラリーS ??着 牡4

 武蔵野ステークスをみやこステークスに、平安ステークスをプロキオンステークスに置き換えて見れば、やっている事は同じです。サンライズバッカスが3歳と5歳でやったのに対して、サンライズジパングは3歳と4歳でやっているだけ。一度フェブラリーステークスを通るかどうかはあまり関係ないように思います。前回の記事でも挙げていた馬でもありますが、ここで改めて挙げておきます。

 人気のミッキーファイトに関してはレパードステークスだけでは足りないのでは?と思います。ユニコーンステークスが東京からなくなって左回りの3歳ダート重賞がレパードステークスだけになったからと言えなくもないかと思いますが、ないと判断します。最終的には以下の馬券に願望込みのアーテルアストレアの単勝で。

 ◎サンデーファンデー、サンライズジパング
 ○エンペラーワケア、コスタノヴァ


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