2024年阪神ジュベナイルフィリーズ

 初めての京都での開催となる阪神ジュベナイルフィリーズ。前身の阪神3歳ステークス最後の年だった1990年が京都開催だったので、ほぼ四半世紀ぶりの京都開催となりました。そして初めての外国馬の出走。

 1990年の阪神3歳ステークスに注目するのも一つの手かと思いますが、阪神ジュベナイルフィリーズと同じく、牝馬限定のマイルG1で且つJRA所属馬以外が出走した京都代替開催という点で、1995年の桜花賞に注目してみます。

 1995年桜花賞 4京都06 京都芝1600m
  
01着 8枠18番 ワンダーパフューム
  02着 8枠17番 ダンスパートナー
  03着 7枠13番 プライムステージ
  04着 3枠06番 [地]ライデンリーダー

 1995年の桜花賞はライデンリーダーが初めて中央所属馬以外の馬として桜花賞に出走しました。そしてこの年は阪神淡路大震災の影響で阪神開催が出来ずに京都代替開催でした。ライデンリーダーの出走は、この年から地方所属馬が中央に転籍する事無く出走出来るようになり、(指定)という競走記号が出来た事によるものでした。
 今年の阪神ジュベナイルフィリーズの場合、阪神競馬場のスタンド改修の為という全く別の事情ではありますが、京都代替開催であり(国際)戦となって初めての外国馬の出走という事で、状況としては非常に重なるものがあります。

 もっともここでアネモネステークス2着という優先出走を持っていたワンダーパフュームを探していいのか?というのはあります。阪神ジュベナイルフィリーズの場合、地方馬にはアルテミスステークスとファンタジーステークスの2着以内、或いはその他の中央の芝重賞を勝てば優先出走権がもらえますが、今年はそういう馬はいません。その代わりいるのが(国際)戦では必ず優先出走出来る外国馬がいるという状況です。

  8枠17番 [外]メイデイレディ

 出走馬中唯一の優先出走馬が1995年の桜花賞の連対馬のゲートにいるのは非常に気になる所です。ワンダーパフュームではなくダンスパートナーのゲートという事であれば、この馬が来てもいいのかなと思います。戦歴的な部分よりは出目的な部分が大きいですが、連対候補の一頭に。さすがに8枠18番の18番人気の方を買うか?と言われると本線で買うにはかなり勇気がいるという事になります。

 もし無理矢理ワンダーパフュームを探すのであれば、優先出走権はありませんが、ステップ競走で加算を出来なかった最先着馬という点でショウナンザナドゥは選んでおきたい所です。過去1勝馬の重賞未連対で勝ったのは、ウオッカやトールポピーの様に1勝クラス(当時は500万条件)の敗退馬か直前走が初勝利だったブエナビスタとジョワドヴィーヴルという形のみで、初勝利後重賞しか走っていないという形はありません。2着馬に目を向けてもそういう形はいませんので、京都代替開催だからこその馬としては非常に魅力的に見えます。9分の2の抽選を当たり前のように通って来た馬でもありますし、ファンタジーステークス側にも同じくいた1勝馬の3着馬ベルビースタローンが除外になったというのもコントラストとして面白いと感じます。

  ◎ショウナンザナドゥ
  ○メイデイレディ、カワキタマナレア

 もう一頭気になるとしたらカワキタマナレア。(外)エイシンレマーズや(外)ゲイリーファンキー、ウインファビラスの形になっているのかどうか?という感じですが、選んでおきます。ウインファビラスの時は当時FC2の方に記事を書いていたのですが、今は亡き友人が買ってくれて後で聞いたら思わず声が出たと言ってもらった思い出があります。


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