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[企画参加] 2024年「私の一冊」 第1101幕
八田 零 | ゼロさんからのご招待で、『2024年「私の一冊」』の企画に参加させて頂きます。
1. 2024年「私の一冊」
2024年「私の一冊」は、ひすいこたろうさんとショーゲンさんが執筆した『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』です。
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この本の内容については、私の記事『今日、誰のために生きる? 第764幕』及び『空を見上げてる? 第771幕』に詳しく載せていますので、ご興味がある方はご覧ください。
2. 本書の内容
ショーゲンさんは、化粧品会社でサラリーマンをしていたが、1つの絵を見つけたことで衝撃を受け、仕事を辞めペンキ画家を目指そうとする。
この絵がアフリカで作られていることを知り、アフリカに単身で渡った。
ブンジュ村の人達に誘なわれ、そこで住むことになり、長老から日本の教えを教わった。
長老の祖父がシャーマンで、夢の中で縄文人から本当の日本人のことを学び、ブンジュ村に日本の教えを浸透させた。
ショーゲンさんは、長老から、その口伝を日本人に教えなさいと言われ、日本に帰って会う人会う人に伝え、今では1万回以上になっている。
本書は、ブンジュ村での生活で学んだ日本人(縄文人)の教えについて綴られたものである。
3. 名言紹介
本書の中には、名言がいっぱいあるが、その中で少しご紹介したい。
①「ショーゲン、おはよう。今日は、誰の人生を生きる?私は、自分の人生を生きるよ。また、夕方のご飯の時に会おうね」
これは、長老である村長から言わせると、本来の日本の挨拶だったという。
「自分の近くにいる大切な人のことを思うが故に、まずは自分のことを喜びで満たしていたんだよ。それが、あなたたち日本人だったんだよ。日本人の感覚・考え方としては、自分が一番の自分のファンでいてあげるって事。これをとことんまで追求してやっていたから。日常に溢れる所作も愛するって事を練習して、普段から小さい頃からやってきたんだよ」
②「ショーゲンはね、無いって言うところばかり目を向けるでしょ?あの人と比べてこれがない。これが足りない。自分には無い。でも違うんだ。本来の日本人は、有るって言うところに、目を向けていたんだよ」
「こういう風に会話もできてるし、呼吸もできてるし、外に出れば燦々と輝く太陽の光も浴びることができるし、心地よく吹き抜ける風も、全身で感じることができるでしょ?ショーゲンね、有るって言うことの方が、多いんだよ。
ショーゲンは、無いって言うことばかりに目を向けているから、人の欠点とか嫌なところが目につくんだよ。でもね、有るって言うとこに目を向ける人は、人の良いところが目につくからね。
本来日本人は、有るっていうところに目を向けるプロだった。なぜかというと、日本人は分かっていた。これからの時代は、血が繋がっていない家族みんなで、生きていく必要が有るってのは、あなたたちは分かっていたんだ」
③「ショーゲン、空を見上げてる?」
「一日の中で、どれだけ空を見上げてる?空を見上げる時間こそが、人を思う時間であり、大切な気持ちを伝えたくなるんだよ。それをちゃんとできていたのが、あなたたち日本人だったでしょ。当時の日本列島に住む人たちは、まず朝起きたら必ず裸足で外に出て地面を踏みしめて、体の中に大地のエネルギーを循環させて、空を見上げて雲の様子とか空の様子を見て「今日、一日をどういう風に生きていくのか」というタイムスケジュールを決めていたという。だから本来、日本には土日もなかったし、祝日もなかったんだよ。何故なら自然と共に生きていたからね」
4. 感想
この本を読んでいたら、いつも間にか、涙を流していた。
本来、日本人のDNAに深く刻み込まれていた記憶、縄文人の教えが、私の中にワ〜っと流れ込んできたからだ。
私も、息子も同じ感動を味わった。
ひすいこたろうさんとショーゲンさんが執筆した『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』は、日本人が忘れかけている縄文人の教えが書かれている。
現在の日本人、全ての人に読んでもらいたい本である。
よかったら、ぜひこの本をお読み頂きたい。
この本の話は、別に難しいことを言っているわけじゃない。
私たち日本人に託された役割。
今この瞬間を大切に生きること。
食事も、ただのんべんだらりと食べるのではなく、このおかずは?味は?とか楽しんで、作ってくれた人に感謝して食べること。
虫の音がいつでも聞ける、心の余裕を持つこと。
自分を好きになり、いっぱい愛してあげること。
自分が愛で満たされれば、溢れ出た愛情が、大好きなあの人の心にも届くことだろう。
2025年問題など、もう何も恐れることはない。
ただ はるか一万年前の記憶を 思い出すだけ!
ただ それを実践するだけ!
日本人よ 目覚めよ!
遥か 悠久の時を超え その声を聞け!
いつもご覧頂きまして 有難う御座います。
スキ フォロー コメント等を頂きまして 有難う御座います。
では また次のnoteで お会いしましょう。