BPSDの基本的障害と発生機序
BPSDは高次脳機能障害を基盤とするところへ何らかの要因がきっかけとなり発生する
BPSDは、記憶障害と注意障害などの高次脳機能障害を基盤とするところに、何らかの因子がきっかけとなって二次的に発生する症状です。
記憶障害や注意障害そのものから直接発生するのではなく、そのときの身体状況やコミュニケーション、環境、活動、心理状況などによって惹起・助長されるものです。
従って、介護職はBPSDに対応する際、どのような障害が基盤となり、どのような身体状況・コミュニケーション・環境・活動・心理状況が症状発生に関与したのかを推測することが必要です。
また、どのような状況がBPSDを発現させやすいのか把握し、そのような状態をつくらないことも重要となります。
基本的な考え方としては
①認知症の人にBPSDが発生するわけではない・
②同一人物でもきっかけがあれば発生し、きっかけがなければ発生しない。
が考えられます。
高次脳機能障害とは
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