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デザイン内製化の意義を考える#4人材の持続可能性
広すぎる責任範囲と挫折
以前の記事がこちら。7月時点の内容で「責任範囲が広すぎてしんどいけど頑張る。」という内容になっている。しかし、ここから数ヶ月後、なんかもう無理かも…となったのが9月末の私だった。
PdMが居ないのですよ。
だから、事業部のマネージャーやエンジニアと、優先度やプロジェクトのスコーピンなど、それぞれの領域のメンバーが頑張らないといけない。
人のマネジメントも、やらないとなのですよ。
また、前述のとおり、良い物を作るには人が必要なので、組織を維持するために、他のデザイナーやエンジニアのマネジメント、技術職以外の領域の人たちとの関係づくりなども進めないといけない。
また、デザイナーの視野の狭さが、物事を進まなくさせている。「デザイン上、これは重要だ!」というデザイナーの発言を翻訳して、「〜という目的に対し、デザインという視点で重要なことは〜」という風に他の領域の人へ伝達しなければならない。
パトラッシュ、疲れたろう。 僕も疲れたんだ…
個人に依存するな
そこで、PdMが居る現場への転職を考えたのだが、どの求人を見てもしっくり来ない。
理由を考えてみると、「PdMという人が居るかどうかなんて、いつまで続くか分からない」という風に考えてしまうからだ。その人が辞めてしまったら、結局いまの現場と変わらない。
同じ条件下で、まだ見ぬ同僚と今の同僚、どちらと働きたいかを考えると、今の同僚という選択になる。今の同僚がみんな辞めてしまったら、考えは変わるかもしれないが。
好きな人を選んで働けること。この自由を一番に考えたい。
そのためには、今と同じ状況下になったとしても、デザイナーとして良い働きができた方が、将来の選択肢が広がる。自由は自分の頑張りで掴もう。
そう思い直し、また頑張ろうと思った。そんな2023年10月。
人材の持続可能性
そして、同僚たちについて考える。デザイナー、非デザイナーどちらも大事な仲間である。(ルフィーみたいに、直接言わないけど)
彼らも、私と同じように無理をする場面は少なくない。私だけが上記の通り頑張ろうと思っても、彼らが去ってしまったら…個人が肉体的・精神的に追い詰められたりしないようにする。それもデザインにおいて、重要なことではないだろうか?人がいなければ、生産活動はできない。
そして、組織は個人に依存すべきではないはずだ。個人はいつか去ってしまうのだから。「長くいなければならない」ではなく「去っても良いけど、長くいたい」という組織を目指したい。
その経験が、私に将来、自由を与えてくれると思う