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【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " ロックイン "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
= 今週のビジネスモデル:ロックイン =
① ビジネスモデルの名前
ロックイン・ビジネスモデル
② ビジネスモデルの解説
ロックイン・ビジネスモデルは、顧客を特定の企業の製品やサービスに「固定」し、競合他社への乗り換えを困難にする仕組みです。切り替えにはコストや時間、労力が発生し、それが障壁となり、顧客は同じ企業の製品・サービスを使い続けることになります。
収益化のポイント
ロックインモデルは、初期段階で顧客を引き込み、その後の継続利用を促進することで利益を確保します。多くの場合、初期製品を低価格または無料で提供し、後続のサービスや消耗品で収益を上げる「サプライ品モデル」と組み合わせることが有効です。例えば、プリンタ本体を安価に販売し、専用インクカートリッジで利益を出すのが典型的な例です。
Who
既存顧客を囲い込みたい企業
競合との差別化を図り、長期的な関係を築きたい企業
How
技術的な互換性を制限(特許、規格)
高いスイッチングコストを発生させる(専用部品、トレーニング)
継続利用を促す契約やエコシステムの構築
Why
顧客はすでに投資した製品やサービスを手放しにくい
企業側は継続的な収益を確保しやすい
What
互換性のない製品・サービス
一度導入すると乗り換えが困難なエコシステム
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③ 代表的な会社と活用例
ジレット(Gillette)
ジレットは、使い捨てカミソリの刃を自社製品専用に設計し、競合の互換品を排除。カミソリ本体を低価格で提供し、高利益率の替え刃で収益を確保しています。
レゴ(LEGO)
レゴのブロックは、特許取得済みの設計で、他社製品との互換性がありません。そのため、顧客はレゴ製品を買い続けるしかなく、ブランドの独占的地位を確保しています。
ネスレ(Nestlé)
ネスプレッソ・コーヒーマシンは、特許取得済みのカプセルしか使用できない設計。これにより、顧客はネスレのカプセルを継続購入するしかなく、安定的な収益を確保できます。
④ 従来のビジネスモデルとの比較
ロックインモデル以前は、オープンな規格を採用し、消費者が自由に製品を選べるビジネスモデルが主流でした。従来のビジネスモデルでは、顧客が競合他社製品へ簡単に乗り換えられるため、価格競争が激化するデメリットがありました。しかし、ロックインモデルでは、顧客の選択肢を制限し、企業の収益性を向上させることができます。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
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会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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