
【 noteで学び ビジネスモデル 】 " 保有能力の拡張 "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
= 今週のビジネスモデル:保有能力の拡張 =
① ビジネスモデルの名前
保有能力の活用(Make More of It)
② ビジネスモデルの解説
概要
「保有能力の活用(Make More of It)」ビジネスモデルは、企業が自社のノウハウやリソースを本業だけでなく外部企業や顧客に提供し、収益を拡大する戦略である。通常、企業は内部で培った専門知識や技術を自社の競争優位性として活用するが、このモデルでは、それらを外部にも提供し、追加の収益源とする。これにより、企業は本業の成長に加え、新たな市場や収益機会を開拓できる。
たとえば、製造業の企業が長年の生産技術を活かして、外部向けのトレーニングプログラムを提供するケースがある。あるいは、IT企業が自社のサーバーインフラを外部に貸し出し、新たな収益源を得る例も挙げられる。このビジネスモデルの特徴は、本業のリソースを活用することで低コストで新たな事業を展開できる点にある。
収益化のポイント
専門知識やリソースの外部提供:自社で培ったノウハウや設備を、コンサルティングや教育サービスとして外部企業や個人に販売する。
サブスクリプションモデルの活用:トレーニングプログラムやクラウドサービスのように、継続的な収益が見込めるモデルを構築する。
ブランドの強化:自社の知識や技術を業界標準として確立し、顧客との信頼関係を築くことで、長期的なビジネスの成長につなげる。
Who(誰がこのビジネスモデルを利用するのか?)
自社のリソースや技術を活用できる企業(製造業、IT企業、教育機関など)
高度なノウハウや技術力を持つ企業(例:Festo、Amazon、ゼンハイザー)
How(どのように実現するのか?)
ノウハウを教育プログラムやコンサルティングとして販売
ITインフラやデータ管理サービスをクラウドとして提供
製品の専門知識をトレーニングプログラムとして展開
Why(なぜこのビジネスモデルが成り立つのか?)
企業は本業で培った技術や知識を活用することで、低コストで新たな収益源を生み出せる
外部向けサービスの提供を通じて、新たな市場や顧客との関係を構築できる
What(具体的に何を提供するのか?)
教育・研修プログラム、コンサルティング、クラウドサービス、専門技術サポート

③ このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例
フエスト社(Festo)
フエスト社は、自社の自動化技術を活かし、技術者向けの教育システムを提供。これにより、次世代のエンジニア育成を行いながら、自社の製品が業界標準として浸透する効果も得ている。
Amazon Web Services(AWS)
Amazonは、自社のEコマースを支えるインフラをクラウドサービスとして外部に提供。これにより、クラウドコンピューティング市場をリードし、現在ではAmazonの収益の大きな柱となっている。
ゼンハイザー(Sennheiser)
ゼンハイザーは、音響技術のノウハウを活用し、「ゼンハイザー・サウンド・アカデミー」を設立。音響技術に関する教育を提供し、ブランド価値の向上と新たな収益を確保している。
④ このビジネスモデルが使用されている代表的な業界と従来のビジネスモデル
製造業
従来、製造業は製品販売が主な収益源だったが、近年は専門技術の提供をビジネスに組み込む企業が増えている。例えば、自動車メーカーが運転技術のトレーニングを提供したり、電子機器メーカーが技術セミナーを開催するケースがある。
IT業界
クラウドサービス以前は、企業は自社でサーバーを管理するオンプレミス型が主流だった。しかし、AWSのようにITインフラを外部提供するモデルが登場し、多くの企業がクラウドベースのサービスを採用するようになった。
教育・研修業界
かつて、企業向け研修は外部の研修会社が提供するものだった。しかし、専門知識を持つ企業が自社で教育プログラムを展開することで、より実践的な研修が提供されるようになった。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。

会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
いいなと思ったら応援しよう!
