【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " フリーミアム "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!
= 今週のビジネスモデル:フリーミアム =
① ビジネスモデルの名前
フリーミアム(Freemium)
② ビジネスモデルの解説
概要:
フリーミアムモデルは、「フリー(無料)」と「プレミアム(有料)」の二層構造を持つビジネスモデルです。企業は、製品やサービスの基本バージョンを無料で提供し、追加機能やプレミアム体験を有料で提供することで収益を得ます。このモデルの狙いは、大規模な無料ユーザー層を形成し、その一部を有料顧客へと転換させることにあります。成功には、基本バージョンで十分な価値を感じさせつつ、有料版へのアップグレードを魅力的にする仕組みが鍵です。
例題:
音楽ストリーミングサービスのスポティファイでは、広告付きの無料版と、広告なしで高音質のプレミアム版が存在します。無料版を利用しているユーザーに広告を提示することで基本的な収益を得る一方、プレミアム版に移行したユーザーからの月額課金が主な収益源です。また、クラウドストレージサービスのドロップボックスは無料で一定量のストレージを提供し、追加のストレージ容量を必要とするユーザーに課金します。
収益化のポイント:
フリーミアムモデルの成功には、次の3つのポイントが重要です。
無料バージョンの維持コストを最小化すること。
有料版の魅力を最大限に引き出し、無料版ユーザーの一部をプレミアム顧客に変える仕組みを設けること。
コンバージョン率(有料顧客数/無料顧客数)を高める戦略を実施すること。
Who:
このモデルは、リソースの限られた中小企業から大手テクノロジー企業まで幅広い業界で利用されています。
How:
無料サービスを利用して大規模な顧客基盤を構築し、追加機能を提供してアップグレードを促します。
Why:
顧客が無料で試して満足すれば、有料版への転換率が上がるためです。
What:
基本的なサービスは無料で提供され、プレミアム機能や拡張機能に対して課金される構造です。
③ このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例
スポティファイ(Spotify)
活用例: 無料版で広告を表示し、ユーザーの一部を広告なしで高音質のプレミアム版へ移行させています。
ドロップボックス(Dropbox)
活用例: 無料版で2GBのストレージを提供し、追加ストレージが必要なユーザーには月額制で課金します。
リンクトイン(LinkedIn)
活用例: 基本利用は無料ですが、求人情報の強化や匿名プロフィール閲覧といった機能をプレミアム会員限定で提供しています。
④ フリーミアムモデルが使用されている代表的な業界と従来のビジネスモデル
フリーミアムモデルは、IT業界やエンターテインメント業界で多く採用されています。特にソフトウェアやサービスのサブスクリプション型モデルでは主流となっています。従来、これらの業界ではパッケージ型販売や一括購入が主流でした。たとえば、音楽業界ではCDやデジタルダウンロードの購入が一般的でしたが、フリーミアム型のストリーミングサービスがそれを置き換えています。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。