【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " 顧客データ活用 "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
= 今週のビジネスモデル:顧客データ活用 =
① ビジネスモデルの名前
顧客データ活用(Leverage Customer Data)
② ビジネスモデルの解説
概要
「顧客データ活用」ビジネスモデルは、現代の技術進歩を背景に、データを収集・加工・分析し、新しい収益源や競争優位を確立するモデルです。このモデルでは、データそのものを「新たな原油」と捉え、適切に加工・分析することで初めて実用的な価値を生み出します。例えば、AmazonやGoogleは、顧客データから得た知見を利用し、サービスのパーソナライズや広告の最適化を行っています。
収益化のポイント
このモデルの主な収益化ポイントは次の3つです:
顧客ロイヤルティの向上 - データをもとにカスタマイズしたサービスを提供することで、既存顧客を固定化。
広告事業の最適化 - データ分析を通じた精密なターゲティング広告の展開。
データ販売 - 匿名化した顧客データを第三者に販売し、付加価値を創出。
Who:
顧客データ活用の顧客層は、大手広告企業、マーケティング会社、あるいは自身の製品・サービス改善を目指す企業です。
How:
データ収集は顧客の行動、購入履歴、検索履歴などから行い、それをデータ分析技術で加工・整理します。
Why:
このプロセスにより、市場分析や意思決定の精度が高まり、コスト削減と収益増加を実現できます。
What:
最終的に提供されるのは、ターゲティング広告、パーソナライズド商品提案、あるいは匿名データを利用した市場インサイトの提供です。
③ 代表的な会社と活用例
Amazon
顧客データをもとに、購入履歴からおススメ商品を提案。パーソナライズされたショッピング体験が可能になり、顧客単価を増加させています。
Google
広告事業の約90%を顧客データを基盤としたターゲティング広告から得ています。Google Analyticsは無償で提供され、多くのウェブサイト運営者に利用されています。
Verizon(ベライゾン)
電話利用量などの匿名化データを第三者に販売し、新店舗の立地調査や市場分析に活用されています。
PatientsLikeMe
医療データを収集し、製薬会社に販売。このデータは新薬開発や治療方法の改善に役立てられています。
④ 従来のビジネスモデルとの比較
「顧客データ活用」が登場する前は、大規模広告キャンペーンやアナログな市場調査が主流でした。しかし、これらの手法ではターゲットを詳細に絞り込むことが困難で、コスト効率も低かったのが課題でした。顧客データを分析・活用することで、広告投資のROI(投資対効果)が劇的に改善し、より精度の高いサービス展開が可能になりました。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。