【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " 体験の販売 "ってどんな仕組み?
= こんな人におすすめの記事です =
「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。
なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!
= 今週のビジネスモデル:体験の販売 =
① ビジネスモデルの名前
体験の販売モデル
② ビジネスモデルの解説
体験の販売モデルは、商品やサービスに付加価値として体験を提供し、顧客の満足度と企業へのロイヤルティを高めるビジネス手法です。例えば、書店での喫茶エリアやワークショップ、著名人のサイン会などがこのモデルの典型です。このモデルはマーケティングと密接に関係しており、単なる製品の提供ではなく、包括的な「体験」を通じて市場での競争力を確保することが目的です。
スターバックスのように、商品提供だけでなく、Wi-Fiや心地よい音楽、快適な座席など、カフェ体験そのものを販売の一部とする例が一般的です。この体験に基づくアプローチを採用することで、顧客はコーヒー一杯に対してより高い価値を感じ、価格以上の価値を提供していると認識するようになります。
体験の販売モデルにおける収益化のポイントは、顧客の体験を管理・調整することで、顧客の購買単価を引き上げ、リピート購入を促進することにあります。均一な体験の提供が求められ、顧客がどの店舗を訪れても同様のサービスと雰囲気が体感できることが重要です。
Who:
価値ある体験を提供することで、企業への忠誠心を持つ顧客を増やします。
How:
店舗デザインや販売促進など、顧客体験に関わるすべての活動を調整し、均質なサービスを提供します。
Why:
体験を通じて他社と差別化し、顧客の購買意欲とロイヤルティを引き出します。
What:
商品の提供に加えて、特別な体験を通じた包括的な価値を顧客に届けます。
③ このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例
スターバックス:
全世界で展開し、カフェとしてのリラックス空間を体験の一部として提供。顧客がWi-Fiや音楽といった快適な環境でコーヒーを楽しめるように工夫されています。
バーンズ&ノーブル:
書籍の販売だけでなく、カフェやイベントスペースを併設し、顧客がリラックスして書籍と触れ合える体験を提供。
レッドブル:
エナジードリンク販売にとどまらず、エクストリームスポーツやイベントを通して「レッドブルらしいライフスタイル」を体験させる戦略を採用し、ブランド価値を高めています。
④ このビジネスモデルが使用されている代表的な業界で、従来用いられていたビジネスモデル
従来のカフェ業界では、商品のみの提供が主流で、顧客が商品を購入することで収益が得られていました。しかし、スターバックスのようなブランドが登場して以降、単なるコーヒー提供では差別化が難しくなり、空間やサービスも含めた体験提供が重視されるようになりました。従来の単一製品提供モデルから、多面的な体験提供モデルへとシフトしたことで、顧客の体験を重視した差別化戦略が多くの企業で採用されています。
* 引用
ビジネスモデル2.0図鑑
ゼロからつくるビジネスモデル
ビジネスモデル・ナビゲーター
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
頂戴いたしましたサポートは、インドネシアやタイの子供たちに塗り絵本を送るための活動資金に活用させていただきたいと思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。