はじめまして②事務職からの出会いコト
読んでくださり、ありがとうございます。
自分の人生で悩んでいる方に、変われるキッカケあるよということが伝わると嬉しく思います。
自分の人生の進路を決めたきっかけでもある事務職編のお話をさせていただきます。
〜つづき〜
身体の調子を整えたい私は、接客業ではない事務職に就こうと考えていました。
当時はアウトソーシングの仕事で応募した会社が、別の部署で人を探していたこともあり、私はその部署に在籍させていただくことになりました。
そこは障がい者の方と共に働く企業でした。
私の価値観の変化や学びが大きくあった場所です。
私の仕事はクライアントから委託された業務を請負い、
データを作成し、チェックし、クライアントに納品するチームに配属されました。
業務にはオペレータも含まれており、電話応対では接客のスキルを活かし、顔を想像しながら相手と話すことを意識して話したり、気配りだったりと前職の性分を感じながら仕事をしていました。
少しずつ慣れてきた中で、他業務のヘルプで精神的に疾患を持つスタッフたちと仕事をする機会を頂きました。
そこで私は大きな発見がありました。
と同時に、悲しさとやるせなさも感じることに。
大量にある作業を短期間でやっていかなければならない作業があり、
ナンバリングもされ、数もピッタリ合わなければならないという制約がありました。
だからこそ、「一つ足りない」が大事件になる作業でした。
銀行の「1円足りなければ這いつくばってでも探す」と一緒ですね。
結果的には間違ったところに混入されているわけですが、何千とあるものをミスした地点で一つ一つ探すのです。
非効率です、かなり。
でもやるしかないわけで、それで残業になったり‥ということが本当に多くありました。
そのミスは誰がやったのかはチェックリストを見ると判明するのですが‥、内容で察するかとは思うのですが、どうしても間違いは起きてしまうんですよね。
間違えることは仕方ないとして、「間違い多いんだよ…」という言葉が影で飛び交っていることに私はやるせなさを覚えました。
なんでそんなこと言うの?
一緒にサポートしながらやればいいじゃない。
次は間違えないようにどうしたら良いかを考えるべきじゃないの?
どうしてそうやって、「できない認定」するの‥?
棘がある言葉に耳を塞ぎたくなることが多くありました。
きっと彼らだって苦しんでる。
混乱する中で懸命に作業をしてる。
把握しようとしてくれてるけど、きっと伝わってないんだと感じていました。
多分、他人事では無かった。
その気持ち一心だったと思います。
絶対にうまく回る方法がある。
私はそれを証明したい、と言う気持ちになっていました。
そんな複雑な気持ちを抱きつつ、
「メイン業務+他の仕事の手伝い」をしながら勤務していたのですが、
思い出すのはお客様と話す日々。
自分が考えて行動として反映し、喜んでもらえた日々。
相反するものでした。
そして、今は定着しつつある『テレワーク』。
その時はまだ整備されていなくて、
私は『家で自分の仕事を持ってお金を得る』と言う目標を抱くようになりました。
自分の力で仕事を得て、収入を得る。
場所を問わず仕事ができる。
それには専門性が必要だと考え、
「部屋のレイアウトや収納の配置などに興味があったインテリアを学びたい」
と思うようになったのです。
今思うとかなり安直ですね。
そこから
「収入を得つつ知識を得る」→「研修が充実してる」と言う思考になり、
基礎を学べる住宅設備メーカーを知り、本格的に道を考えるようになりつつありました。
そんな中、チームの先輩と不協和音(察してください‥)が起きはじめてきました。
内容はあまり申し上げられないのですが、そこから不安視していたことが現実となり、物事が決まらないまま板挟みになり‥と結構暗黒でした。笑
その時には自分の人生を決心していたので、水面下で動いていた就活も終えており上司に申し出て辞める意思の話をしました。
クライアントにも伝えると、なぜか私の電話応対(録音されていて、クライアントはお客様の声を毎日聴いているようでした)を気に入ってくださっていて、「むしろうちで働かないか?」とありがたいお言葉を頂きましたが、「夢、目標がある」としっかりお話ししてご挨拶をして、チームの業務を終えました。
最後の仕事として、精神的疾患を持っている方とまた同じ業務を行う機会を頂きました。
私は工程を洗い出し、チェックをかける工程を増やし、時間を管理するようにしました。
絶対にここにこの数だけあることを2重チェックをかけることで、
失敗した時の発見とリカバーを最小限にしました。
意外と知られていないかもしれませんが、
結構強いお薬のようで、眠気の作用がかなり働いてしまうんです。
だから注意力がより散漫になりやすい、と言うことがわかり、
小まめに休憩を設けつつ、行ってもらいました。
絶対毎回定時で終わらせる。
この仕事で彼らに残業をさせない。
しっかり休んでもらう。
私が決めた目標です。
朝に「ここまで終わることを目標にしてるけど、無理せずゆっくりでもいいから正確にやることを心がけてください」と伝え、
作業を説明して行ってもらいました。
ちなみに、私は彼らに全然付きっきりではありません。
他の仕事をしつつ、時々様子を見に行って、正確に彼らは仕事をしてくれます。
「傷などで自分が気になったものには印として付箋を付けておいてほしい」とお願いして、彼らはしっかり行ってくれました。
そして中身を私や他の人も確認して‥と、目をかけるものに時間を使っていきました。
結果、大きなミスもなく、その業務への残業もほぼなく(私がチェックのためにたまに使ったりしましたが‥)その業務では今までで一番赤字が少ない状態で着地しました。
上司はなんとも思ってないかもしれませんが‥、
私は自分自身で「ほら、できた!」と結果を出せたことに、証明できたことが嬉しかったことを覚えています。
こうして、この会社での勤務が終わりました。
・可能性を探れば、いい方法がある。
・「自分と違う」と言うことに恐怖心を抱くことはあるかもしれないけど差別をしたら絶対ダメ。
・障がいをお持ちの方の動き
など、他には得られない経験をさせてもらったことに、今は感謝しています。
〜つづく〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?