眠るのが苦手
というタイトルのこの文章も、もちろん眠れない夜(am 6:12)に書いている。
いま朝6時のことを便宜上「夜」と言ったのは、一般的な感覚としてまだ多くの人が寝入っている時間で、かつ、陽が出ていないから(冬)。
さておき、たいてい、睡眠に問題を抱えている人は、一般的な「夜」とは別に、もうひとつの夜を持っている。
それは、体内時計として眠気が来て深い眠りに入る時間帯を指す。
いま、僕の夜は10:00〜18:00だ。定職に付いていないとはいえ、なるべく世間と生活リズムを合わせようとはしてるんだけど、うっかりしてるとすぐに昼夜がひっくり返ってしまう。
毎日、10:00頃眠気を我慢できなくなり「〇分だけ」と仮眠を取ろうとする。そして当然失敗し、18:00頃に覚きる。イカれた時間に寝起きしている自分に自己嫌悪する。
「睡眠薬で治しては?」と思うかもしれない。
僕自身、そう思ったし手元には導入剤も持ってる。
でも、これは有効な解決法にならなかった。
たとえば改善を図って睡眠を前倒ししようとする。24:00にデエビゴを飲む。するとたいてい5:00頃に覚きる(バキバキに目が冴える)。もう一度寝つこうと苦戦するが、諦める。6:00に起き上がり、活動を始める。
しかし、どうしても10:00にはまた眠気が来てしまう!どうやら、本来のリズムでないときに導入剤で眠ろうと、有効な睡眠時間としてカウントされてないようだ!
そして寝て、覚きて、自己嫌悪。
ちなみに、僕の体が「寝る!」というモードになると、それに抗うのは難しい。強烈な眠気で、吸い寄せられるようにベッドに入ってしまう。
まあ、実際昼に外の予定があるときは起きれてる(失神とかはしない)ので、僕の根性の問題でもある(だからこそ自己嫌悪に繋がる)。
辛いこと
①人生の有効活動時間が減ること
平均的に人は一日の1/3を睡眠にあて、残りの時間で活動し人生を進める。
けど、僕が
1.寝ている時間
2.寝付けず呻いている時間
3.余分に寝た時間
4.寝起きでボーッとしてる時間
を足すと、おそらく僕の一日は人よりはっきりと自覚できるレベルで明らかに少ない。一日の1/2も活動できない日も、多い。
焦燥感と劣等感がつらい。
②世間に合わない
年に数回だが、友達と会う時は基本徹夜してる。自分としては寝るべき時間に電車に乗り、酒を飲み、笑い、また帰りの電車に乗る。これ、全部寝る時間。
あと、世の中の「試験」は、すべて僕が寝ている時間に行われる。
あと、店や公共施設も開いてない。
③習慣を作れない
人が継続的になにかをしようとするとき、「習慣化」は大事だ。「毎朝〜する」「一日〇時間○○する」といった目標やルールを決め、こなすことで、少ない負荷で長時間の努力が可能になる。
しかし、ところで、僕には「一日」ってどこ?「毎朝」っていつ?それ、日によって変わるんだけど、と、なってしまう。
寝食など生活が一定じゃないので、習慣も作ることが出来ない。
頑張って作ろうとしてみるけど、イレギュラーな予定で睡眠が狂ってしまって、すぐにオジャン。そして、自己嫌悪。
④日光にあたれない
日本海側の日照の少ない地域に住んでいる。冬は大半が雨か雪だし、たまに晴れて日光が上がっている日でも、残念、その時間僕は寝てるんだ。
ビタミンDは飲んでる。しかし、やっぱりそれだけで十分という感覚ではない。
眠れないとロクなことを考えない。自分の今の苦しみの原因はどこにあったのかと自らの半生を振り返り、チェックポイントごとに因果を遡り、結果いつも「生まれてきたこと」が悪かったんだという結論にたどり着く。眠れない背中が痛くて、体勢を変える。
ああ、毎朝8:00に起きて、16時間たっぷり活動できて、24:00に充足感に包まれて寝れたなら、どれだけいいだろうなぁ。