【日記】スピノザ
スピノザの『知性改善論』を読んでいる。
ドゥルーズ曰く、これは「教師的」作であると。
確かに、説教臭いところがある。
デカルトの文体を感じた。
この時期は、まだ最高善を、人は目指すべきだ、という所が最終目標で、「善とか悪とか、そんなものは存在しない」というスピノザの本懐みたいな領域には至っていない……ように見える。
まだ、読みかじった程度の所で、あまりわかったようなことを言うべきではないかもしれない。
夕日がきれいだ、と、なぜか二時頃の傾ききっていない太陽を見て、呟いてしまった。