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4歳の世界

目に見えるものは信用できて
目に見えないものは信用できない

保育園の先生もまわりのみんなも
私が見ている間は人間だけど

後ろを向いてもう一度振り返るまで

もしかしたらみんな角と羽が生えてて
振り返るたびに引っ込めてるかもしれない

実はみんな神様が仕組んだ道化で
私が見ている間だけ人間を演じて
見ていない時は休憩しているのかもしれない

なんなら空間そのものも無くなって
そこにあると錯覚させるために音や振動だけ
がスピーカーか何かから発せられているだけ
なのかもしれない

世界に確かに存在しているんだと
信じれるのは自分だけで

実は世界に自分一人ぼっちなのかもしれない

自分の目に見えない世界はなくて
自分の目に映らない世界は偽物で

あなたが確かにあなたで
確実に存在しているという確証を
私が得ることはできない

あなたは誰だ?そう心で問いかけ
あなたという一つの認識に対し
よくゲシュタルト崩壊していた


地球が太陽の周りを廻っていると習ったが
日々東から上り西へ沈む太陽を見ると
どう見ても太陽が地球の周りを廻っている

なんなら自分が地球の上に立っているのではなく
地球が自分の下にぶら下がっていて

自分が歩けば地球が回る

そして自転車を漕げば
車輪の回転に合わせて地球が回転する

あなたに向かって歩いていくのではなく
歩くことであなたが近づいてくるんだ


ホント嫌な子供

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