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これからの社会で活きる思考を培う科目「キャリアと実践」とは?|大阪公立大学2023年度後期開講科目

「SDGsのその先にある社会とは?」


本授業では「SDGsのその先にある社会」をテーマに、
 
 1.現代社会に潜む問題を発見/再定義するための俯瞰的な分析
 2.「SDGsのその先にある社会」にむけた「問い」のデザイン
 3.設定した「問い」と課題に対する解決策の提案

を実施し、受講生チームと参画企業のメンターとの協働を通して実践的に学びます


「キャリア」とは何だろう?


本授業の概要についてお話しする前に、
最近耳にする機会も増えてきた「キャリア」という言葉について、
少し考えてみたいと思います。

「仕事・働く」ことだけがキャリアではありません。私生活を含めたライフステージ全体を、みなさんはどのように想い描くでしょうか?

私たちのキャリアを醸成する要素は、仕事観だけではありません。

経験、失敗、実績、人脈、業績、知識、感動、愛情、思い出、葛藤、価値観、動機、想い、意思・・・

これらの外面的要素・内面的要素を繋げ、整えながら自身の軌跡を次の軌跡に繋げていくことが、キャリアを描いていく上では大切なことです。

しかし、人生の多くの時間を占めるのは仕事でもあります。
私たち自身のキャリアに「仕事」が与える影響は、やはり大きいと言えるでしょう。


少し先の未来の話を・・・


では、みなさんは少し先の未来――例えば10年、20年先――に、どんな社会に生き、どんな仕事に就いているのでしょうか。
どんな働き方をし、社会に「何」を与えている
のでしょうか。

高校生までの、知識を増やす段階では、答えのある明確な問題が提供されます。

しかし社会においては、問題とは「解決が求められるもの」であり、とても抽象的なものです。ぼんやりと用意されるだけであるそれらの問題を、見つけるところから解決するところまで、全てを自ら為さねばなりません。

答えはない。だけど結果は問われる。それが、社会での問題の姿なのです。

解決に繋げるには、問題を自信で再定義(設定)し、社会に対して「問う」必要があります。

社会に「問う」こと。それは、社会に対して自身の立場や考えを明確にすることでもあり、最終的には社会に対する責任を考えることにも繋がります。


不確実な時代でどう生きるか。


「VUCAの時代」と言われる現代社会。
変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainly)、複雑性(Complexly)、曖昧性(Ambiguity)を併せ持ち、その激動の渦はもはや恐ろしいもののように言われています。

しかし、そのような社会だからこそ、次の時代を我々が創造できる可能性があるのです。

そのためには、「自らがその場において必要なチカラを考え、身につけていくこと」が求められます。

  学び続けること。チャレンジし続けること。

決して楽なことではありませんが、全てを一人でやらなければならないわけではありません。


「キャリアと実践」とは。


この授業では、

SDGsを手掛かりに、これからの社会で通用する幅広い視野の獲得を目指し、自分たちで問題を設定する力を培い、学生自身の今後のキャリアデザインへと繋げていきます。


この授業でSDGsに取り組む理由。それは、SDGsが社会全体の課題として共有され、皆がその大切さを理解していてもなお、誰も完全な解決策を持っていないからです。

参画企業は、SDGsに何らかの形で取り組んでいる企業です。

各企業から参加するメンターと共に、彼らがSDGsに取り組む真意について考え、自らが問題の本質を探り、SDGsの再設定・再定義を行う。

そのなかで、社会の中での自らの位置を見出し、大学ではなく社会で通用する「学び・考え方」は何か、受講生全員で考えてもらいます。


最後に


「キャリアと実践」の主役は、この場に集まった全員です。

受講生のみならず、この記事を読んでくださっている読者の方。運営に当たる教員、参画企業のメンター、学生スタッフ。この「キャリアと実践」という授業に関わる全ての方が主役になります。

互いの中で形成される「学び合い」を大切に、

ともに、これからの未来社会について、考えてみませんか?


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この記事では今後も、大阪公立大学で行われる
「キャリアと実践」の授業取り組みについてご紹介します!

受講を考えている大阪公立大学生のみなさんも、
同じく現代を生き抜いている社会人のみなさんも、
これから大学へ羽ばたこうとしている中高生のみなさんも、

激動の現代社会を生き抜く力を身につけていく学生たちの道のりを、
どうぞ、最後までご覧ください。




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