手術を決意するまで
私が ”ロキタンスキー症候群” という本当の病名を知ったのは、少しタイムラグがあって大学生のときです。
そこで初めて、膣が短いということ、手術という選択肢があるということを知りました。子供が産めないというだけじゃなかったんだと... それまで、男性とお付き合いしたことがなかったので。
結局学生の間には手術は受けませんでしたが。
理由は2つで、一つは手術を受けてまで恋愛したいとか考えていなかったこと。もう一つは、研究室が忙しくまとまった休みを取るのが憚られたことです。卒業前の春休みも考えていたのですが、そこは卒業旅行に全力投球するという選択をしました!笑
そんな感じで、社会人となってから手術を受けたのですが、働きながら手術を受けるということは悩ましいことが多かったです。職場への伝え方、周りは結婚・出産という報告が多い中で造膣術という手術を受けること、後輩に仕事を押し付ける結果となってしまった罪悪感…
受けるまで2ヶ月半という期間があったので、職場には早めに連絡して調整はしてもらってたのですが、それでも忙しい時期に重なってしまったよなって。
初めて、海外の仕事にアサインしてもらったのが、手術を受けると決意したのとほぼ同じタイミング。1年という、私がこれまで担当した中で最もスパンが長い案件なので、休職するとはいってもジレンマに堕ちいてました...
手術を受けることは決して焦ることではないけど、受けるタイミングは難しいなと。そして、手術は決して受けたら終わりではなく、その先も向き合い続けないといけないからね。