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アートな旅 ~パリ編⑥🇫🇷~

先日ルーヴル美術館に行ってきた。

ルーヴル美術館

パリの美術館の営業時間について、簡単にまとめておく。

通常:18時で閉館
木、金曜日:◎21:30頃までオープン多数
日、月曜日:△ 休館多数
毎月第一日曜:入場無料の美術館多数


ちなみにパリのカフェやビストロも日、月曜日はお休み多数。happy hourが21:00までで、ビール1杯4〜5€くらい。円安の今でも楽しみ易く、チップは特に求められない。

何より気候が良く、23時頃まで明るいので、1日を安全に長く楽しむことができる。


アポロンの間(王冠、ティアラなど宝物が展示)
天井画や、ロココ調の内装など豪華絢爛
サモトラケのニケ像
モナ・リザ

館内は恐ろしく広い。
上記のような「ルーヴルといえばこれ!」といった作品もしっかり見ておきたいとこだが、

やはり4万点近くが展示されている(収蔵数は40万点近くにのぼる)というのに、閉館まで2時間程しかなかったので、

急いで全部観ることよりも、どんな作品が心に残るか?どの作品に私の感性が揺れ動くのか?を大事にしつつ、ゆっくり見て回ることにした。

「マラーの死」(1793年)
ジャック=ルイ・ダヴィッド
フランス革命を象徴する作品
「グランド・オダリスク」1814年
ドミニク・アングル 
「黒人女の肖像」1800年

ブノワ,マリー=ギュミーユ

などなど。。

なかでも特に興味をそそられたのが、

「ウジェーヌ・ドラクロワ」作品と「エジプト美術」だ。

まずドラクロワは、フランスのロマン主義を代表する画家で、1830年の七月革命に際しては、『民衆を導く自由の女神』の制作で有名だ。

他の作品にどんなものがあるか?
あまり知らなかったのだが、今回目を引く作品がことごとくドラクロワだったので自分でも驚いた。

この出会いを機に、後日ドラクロワ美術館、オルセー美術館へも訪問し、ドラクロワ作品に触れたほどなぜか魅かれるものがあったのだが、このドラクロワ美術館は、パリにある国立美術館で彼が晩年(1857~1863)アトリエ兼自宅にしていた邸宅が美術館として公開されている。

オルセー美術館にて
オルセー美術館にて


どの作品にも、宗教絵画のような神秘さと、現実的な描写、そしてモロッコ人や虎など変わったモチーフを織り交ぜた不思議な面白さが秘められているように感じるのだ。

次にエジプト美術についてだが、
文字と絵の融合がとても面白い。

こちらは横書きのようだが、全体的には縦書きの石板の方が多い印象。

以前アブダビに行ったときに、ホテルにおいてある新聞を見て、アラビア語は右から左へ読むということを初めて知った。

英語版と2種類おいてあったのだが、日本語以外にも右から左へと読み進める文体を持った文明があることが嬉しかったのと、同時に文字の歴史の深さを感じた瞬間でもあった。

文字の歴史、、、
どのような文脈を経て、エジプトヒエログリフなどの象形文字が形成されていったのか?
絵画の歴史とともにとても気になる地球の歴史だ。
未だ解明されていない記号が数多くあるそうなので、解き明かす楽しさの余地がまだまだ残されたジャンルといえるだろう。

というわけで、ルーブル美術館からかなり脱線してしまったのだが、私が感銘を受けた作品をここに記録しておきたくて、ドラクロワとエジプト美術について書いてみた。

歴史を知ることは、ある意味未来を知ることと同じ。
自分の未来へとつながる道を、耕し舗装していくためにも、歴史から様々なことを学ぶ姿勢でいたいなと思う。



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