出来損ないを救ってはいけない。
卑屈な人をどう救ったものかと悩むことがあります。
もしかすると、「救う」という考え方そのものが大それたことであり、彼らは卑屈を生存戦略として採用したのかもしれません。
「仕事がツライ」「恋人ができない」「楽しみがない」
見方を変えると、彼らはそうありたくてそうなっているようにしか感じられない節が多々あります。
そんな時に「転職したらいいよ」とか「身なりに気を配ったほうがいいよ」さらに「遊びに行こう」なんて誘うのは愚の骨頂なのです。
彼らからしたらいい迷惑というほかありません。
ではなんと彼らに声をかけるべきかというと、特にひねる必要もなく、侮蔑の言葉をかけるだけでいいのです。
「お前が無能だから」「見てくれが悪いから」「お前なんて生きていてもしょうがない」などと、彼らを肯定してやるといいでしょう。
彼らは、言われたその場では腹をたてるかもしれません。あるいは涙を流すものもいるでしょう。それでも彼らは、自分の考えが肯定されているようでどこかホッとしているのです。
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