家族思いの遺産相続なら銀行より生命保険の訳。 ゴキゲンLIFESHIFT 35 家族のケアで後悔しない
今回のブログは、相続を考えると、銀行よりも、生命保険に資産を預けておくことが、残された家族思いの処置だというお話です。
年末の母の死去に伴う手続きで、まだ毎日バタバタしています。
親族を失った経験がないので、はじめてのことの連続で、気持ちも落ち着きません。
1.葬儀に伴うこと
2.母が住んでいた公団の引き払いに伴うこと
この2つは目途が経ってきたのですが、ここへきて、たいして多くもない額の遺産の受け取りで、非常に面倒なことになっています。
母の遺産は以下の3つのタイプに分かれています。
A.生命保険
B.銀行(信託、一般どちらでも)
Aの生命保険は、死亡検案書、請求書とマイナンバーカードのコピーを提出するだけで終了し、すでに入金されました。
問題は、Bの銀行の場合です。「銀行口座の凍結解除」という手続きが必要だということを初めて知りました。
例
口座名義人が死亡した際の銀行口座の手続きについて | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp)
うちの母は、遺言を残しませんでした。なので「遺言書がなく遺産分割協議書がある相続の場合」に当たります。相続人の確定が必要ということですね。母一人、子一人なので、シンプルな手続きだと甘く見ていました。
Aの生命保険では、受取人が私に規定されています。ところが、銀行に関しては、そうした「事前の受取人確定ができない」のが、ポイントです。
さて、手続きを面倒にしているのが、銀行機関から要求されている「戸籍謄本」です。
戸籍謄本は、現在所属している自治体の戸籍謄本だけではすまないのです。
現住所ではすでに「除籍謄本」の手続きをしたのですが、要求されている戸籍謄本とは、「口座名義人(被相続人)の出生から死亡までの連続した戸籍謄本と法定相続人を確認できるすべての戸籍謄本」なのです。
「出生から死亡までの連続したすべての戸籍謄本」というのが重要で、どうも結婚が可能になる16歳以上の婚姻関係、特に子供を残したかどうかが、法廷相続人確定に重要のようです。
でも、90歳の長い人生の「出生から死亡までの連続したすべて」って、これが、なかなか難問なんです。
で、ここから、急に、みんなが探偵みたいになるのです。
もしくはNHKの「ファミリーヒストリー」みたいな展開になります。
戸籍をめぐる冒険が始まります
戸籍だけ見ると母の人生は、けっこう多難で波乱万丈でした。
時代的には戦争もあったし、東京大空襲で焼け出されていたりすると、戸籍照会が必要な自治体だけでも10近くになります。
現在の自治体から、地道にバックデートして、2週間かかってやっと、5自治体目で30歳代まで来ました。
ここまでは関東だったのでなんとか訪ね歩いたのですが、次の履歴は、徳島県になります!
行けないですよね、さすがに、徳島県阿南市まで。(笑)
こういう場合は、郵送要求する手はずのようで、相模原市の窓口で探偵仲間になった戸籍担当の方に教えていただきました。
本日、徳島に定額小為替で費用を収めて、戸籍謄本を要求しました。
阿南市役所の方と電話でやり取りしたのですが、届くまでに2週間くらいかかるようです。
それから、また川崎ー大森と戸籍をめぐる冒険が始まります。
この件、面倒ではあるのですが、探偵気分にもなれますし、誰しもいずれ巻き込まれる人生の課題みたいな側面があるので、連続企画でレポートしたいと思います。
今日の段階の学びが、「家族思いの遺産相続なら、生命保険>銀行の順で簡単である」ということです。