~夢が共鳴しあう場づくり~喜源治とかまばの森と
新年、囲炉裏の間に4人が集い、語り合った。
ワクワクしかなかった!
この人たちが繋がって会話したら、何か生まれるんじゃないかな!つながってほしい!そう思った人たちに声をかけた。
小松さんが囲炉裏で温めてくれたたかぼちゃのお汁粉を食べながら、2023年にそれぞれがやりたいことを共有しあい、語り合った。
メンバーは、去年、かまばの森の活動でコラボした2人・・・
ちびっこ探検隊を一緒に盛り上げたミッチーと、
ワーケーションツアーを企画し、移住支援のコーディネートをするライフホップの翔子さん。
かまばの森の地主である喜源治(屋号)の小松さん。
そして私、かまばの森のQちゃん。
集まってみて、改めて実感したのは、「場」があるってめちゃくちゃ大事だなあってこと。囲炉裏を真ん中に、向き合って語り合い、生まれるもののエネルギー・・・
みんなの語りを聴きながら、私の中にキーワードが降ってきた。
それは、
「共鳴」
という言葉。
みんなでひとつのことに向かって心を合わせていくというよりは、それぞれが自分の直感に従って自分の道を切り拓きながら、ゆるくつながり、時に重なり合い、ふと何かが生まれる・・・そんなイメージ・・・
かまばの森に来る人たち‥子どもも親も、スタッフとして関わってくれる人たちも‥もっともっと伸び伸びと、自分らしく生き生きと生きていけるように‥それぞれの個が共鳴し合う場。
その拠点として、かまばの森があるといいなって、強く思った。
そのためには、かまばの森の自然と共に、屋根のある場所があると、もっと豊かだ。
屋根のある場所があることで、実現できることの幅がものすごく広がることを、語り合いながら、改めて実感した。
かまばの森の自然と共に、屋内の拠点があるといいな。ずっとなんとなく、心の奥にあったことだけれど、今回、その気持ちが大きく歩みを進めた。
喜源治をそんな場のひとつとして、使っていけそうだというのがひとつ。
そして、やっぱり私は、自分の生活の場自体が、そんな共鳴の場所であるといいなという思いがずっとあるんだ。
自然と共にあり、みんなの居場所になる家。
みんな、ひとりひとり、それぞれ自分の人生を歩む‥自分らしく人生を歩もうとする人の背中を、温かくそっと押す、ふわっとした風のような存在になりたい。そんな場づくりがしたい。
いつでも必要な時に立ち寄れて、誰かがいて、Qちゃんがいて、ただ、そこにいていい、「安心」の場所。
語り合いたい。
いっしょにご飯を作って食べたい。
みんなでみんなの子どもを育て、親も育ち合う。
そんなつながりの中で、何かが生まれる。
私はそれらを見て、にこにこしていたい。
そう、「共鳴」する場所。
そこにいる人たちでいっしょに遊んだり、ひとりで黙々と何かに取り組んだり、何かが生まれる・・・「創造」が生まれたり、進む勇気をもらう場所。
原点は、私が育った家。北海道の大きなお寺に育った。
大きな敷地に大きな本堂と、大きな台所。
いつも誰かが出入りして、たくさんの大人がご飯を作って一緒に食べたり、いろんな大人に遊んでもらった。
毎日の遊び場は広い境内。友だちはうちに遊びに来た。
松の木があって、池があって、かくれんぼをする墓場があった。アスファルトの地面には石で絵を描いた。
広い本堂と長い廊下ではしゃいだ思い出。
お客さんがいるのは子ども心にとてもうれしかった。
みんなが帰ってしまうと、少し寂しくて、がっかりした。
私の原点は、みんなが集い、みんなが笑っている、家と広い庭。
たくさんの安心感をもらった。
楽しさ、わくわくをもらった。時には進む背中を押してもらった。
そんな場所を、かまばの森に作りたい。
来月、第2回をするんだ。
何が生まれるのか、楽しみだ。