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【おすすめ本】土日にサクッと読めるボリューム少なめ小説3選
こんにちは、ピュウです。
楽しいコンテンツが大好きな元編集者です。
私のnoteでは、本を中心としたおすすめのコンテンツや
我流の文章術を紹介しています。
本日のテーマは、
家で読んでも、外出のお供にしても良し!
ボリューム少なめ小説3選
です。
せっかくのお休みなので小説でも読もうかな、
という方は少なくないでしょう。
でも、土日に読み切れなくて、
結局中途半端なところで挫折してしまう……
これではもったいないですよね。
この記事では、
遅読の方でも数時間あればきっと読み切れる、
ページ数があまり多くない小説を紹介します。
ボリュームは少なくても内容は濃い。
そんな作品を集めたつもりです!
1.もう読んでない人はさすがにいない?超話題作
『世界でいちばん透きとおった物語』(杉井光)
ページ数:240p
単行本も電子書籍もなし。
文庫のみで販売している本作。
おそらく既に読んでいる方がほとんどかと思いますが、
これが私が知っている中で最もサクッと読めて
クライマックスの衝撃も大きいので
1つ目に紹介せざるを得ませんでした。
あらすじはあえて言わないでおきます。
分類するとミステリーになるのでしょうが、
特段、身構えて読む必要はないと思います。
とにかく、さらさら~っと読めばいい。
その方が、後半の衝撃をより強く感じられるはず。
とにかく早く読んで驚いてください。
ですよね、すでに読んでいる皆さん!
2.切ないけれど、重すぎず、なぜかすっきりする恋愛小説
『白いしるし』(西加奈子)
ページ数:208p
誰かにのめり込むことを恐れ
恋を遠ざけていた32歳女性の主人公が、
ある一人の男性の絵を見て心を持っていかれてしまう。
しかしその恋の行方は決して平坦で順当なものではなく……。
恋の話って、読みたい気分のときと、そうじゃないとき、
だいぶ差がありますよね(私はそうです)。
でも本作ならページ数も少ないし、
最後はなぜかすっきりした気持ちになれるので
土日、もしくは一晩で一気に読んじゃうのが
おすすめです。
女性向けって感じでもないので
ぜひ男性にも読んでもらいたい。
3.短編なので読み切れなくても大丈夫。天才が書くアホ小説
『新釈 走れメロス 他四編』(森見登美彦)
ページ数:256p
タイトルのとおり、かの有名な
太宰治の「走れメロス」を森見風にアレンジしちゃった作品です。
ほかの収録作は次のとおり。
・中島敦「山月記」
・芥川龍之介「藪の中」
・坂口安吾「桜の森の満開の下」
・森鴎外「百物語」
これらをすべて
「アホな大学生」を主人公にして
描いているんです。
ちなみに原作は知っていても知らなくても
どちらでも楽しめます。
一部、原作を崇拝している層からは
「冒涜だ」との声も上がっているようですが(苦笑)。
別に森見さんは原作をバカにしている訳でもないし
むしろたくさん読み込んでいるからこそ
この作品が出来上がったのだと、私は思います。
森見さんの作品は登場人物がアホだけど、
文章が天才的に高尚でうまい。
その融合が、面白い化学反応を生んでいますよね。
以上、
ボリューム少なめ小説3選でした。
私はこの土日、何を読もうかな。
今後もおすすめ本や文章術を中心に
発信していきます。
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ピュウ