敵は内部にあり。内戦のススメ
国内の目を背けるために外に敵を作るというのは愚行である。
それは企業でも同じ。得意先を敵にするぐらいなら、
それはそれで契約を切ればいい。
社内の問題は社内の問題として、社外の問題は社外の問題として、
切り離して考えるべきである。
個人の内的問題を外的要因に向けるのも同様である。
戦国時代や幕末時代を振り返ると、
よくもまあ傀儡政権ができなかったなと思う。
我が国の場合、外国軍に戦闘を任せる者がいなかったのが幸いした。
内輪揉めは内輪で解決せよということだ。
内戦というと、外から見れば侵攻のチャンスに見える。
しかしながら、ベトナムでも朝鮮でもアフガンでも、
結局、侵攻した大国は消耗してしまった。
大国は緩衝地帯を作るまではいいが、
いざ戦争になるとコスト(犠牲)でしかなく、無為に終わる。
ということは、内戦は最大の防御という見方もできる。
内戦中の我が国は緩衝地帯になりえなかった。
そして内戦が終わった後も緩衝地帯にならなかった。
であれば、鼻から内戦中フラグを出しておけばいい。
「いま内戦中なんで、終わるまで待ってくださいね!応援お願いします」
とか言って、知らぬ間に組織を強くしておけばいいのである。
時の為政者は、内戦を恐れて外に目を向けさせようとしてきた。
しかしながら、内戦を制する統率力がなければ、彼のいる意味はない。
内戦を良い新陳代謝ととらえるべきである。
外国との戦争では、敵はお構いなしに破壊をしてくる。
内戦であれば、同じ母国、気心を知れた仲ではあるし、
戦後復興を考えた動きになるだろう。
市民を殺すとかインフラを破壊するとかありえない。
たとえ社内に不安分子がいたとしても、彼は会社をぶっ壊すまで反乱はしないだろう。
だから内戦はどんどんやるべきで、勝ち残った人に舵を任せればいい。
大義がある人が社員をまとめれば、会社はより良くなるだろう。
社長の腰巾着みたいな奴らが、社長を調子に乗らせて、会社をダメにする。
かの国もそろそろ内戦に切り替えるべきである。
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