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どんな物語に泪するのか【七夕の夜に】

『年のせいか涙脆い』

よく耳にするフレーズです。

酸いも甘いも経験して知っているからがゆえなのか。

しかしわかるようでどこか腑に落ちないような気もします。

根拠が乏しいような、それでも御本人がそう感じるのであればそれで良いのだと思います。


かくゆう私はといえば、年齢による影響なぞわかりません。ただハッキリしていることは、たいへん涙脆い。


お昼休みだけの世間を知る活動

「お昼休みだけ」と決めて、PCでネットのニュースの見出しをザーっと見ます。

見出しで気になった記事を、右クリックして新しいタブに表示させ、一通り見出しを見終わったら、タブに並んだ記事に目を通します。

朝はラジオでニュースを聴いているのですが、面白いようにネットで私が選択するニュースとほぼオーバーラップしません。

いかに限られた時間で報道するニュースが幾分バイアスも掛かっているでしょうが、一握りの出来事しか扱っていないことを知らされます。

また私は暗いニュースや辛くなると予めわかっているようなニュースは基本的には見ません。避けているといえばその通りですが、共感したり、胸を痛めるような経験をすることで、午後からのパフォーマンスに影響が出てしまうことはあえてはしたくないのです。


人を想う心

様変わりした生活に苦労を強いられている方が多数いらっしゃる世の中。

どこか自分さえ良ければ、と考えてしまいがちななかに他者を想う気持ちがあれば心が暖かくなります。

日々の食べることにも苦労している方々に、売れ残った惣菜を無料提供する『親切な冷蔵庫』のお話。

自分自身も楽ではないなか、他者を思いやる行動に思わず涙が溢れました。


苦境にも挫けず

嫁ぎ先のアスパラガス農家という家業を突如として継ぐことを選んだ方のニュース。

時に人は心ない言葉を吐く毒を持っています。

後ろ指を指されても諦めることなく、弱みを周囲に曝すことによって、SNSでは同業者が親切にも技術や手法を教えてくれたと言います。

1人ビニールハウスで涙することもあったといいますが、ファッションなど自分が楽しむ環境を整えることで徐々に独自の路線を切り拓いていったと言います。

人間には、レジリエンスという回復力が備わっていますが、1人で立ち上がれない時、それを支えてくれるのは『周囲の優しさ』なのです。

周囲の助けにも支えられたお陰で諦めずに活躍する姿に涙しました。



七夕に想う

『東京03』は才能に恵まれたお笑いトリオだと思います。それぞれがコンビであった頃から好きでした。

そのメンバーの1人、角田さんが書いた七夕の短冊を別のメンバー飯塚さんがtweetした内容が話題となっていました。

見出しに「泣ける」などと書かれていましたが、角田さんの書いた願い事を読んだだけでは心はそこまで動かされなかったと思います。

しかし、このtweetに対して、「泣けるよ」とか「もう、叶ってるよ」とか、角田さんを想う気持ちや、人柄を評価するコメント。

さらには投稿した飯塚さんの愛溢れる行動などに対するレスポンス、それらを目にすることで感動しました。

支えてくれているファンの想いと、直向きに芸の道に邁進しようとする芸人の想いに心打たれました。


おわりに

別に泣こうと思ってニュースを見ることはありませんよ。

それでも思わず涙腺が緩んでしまう。そんなニュースに共通性があるとすれば、本日紹介した3つの記事は、いずれも『人を想う気持ち、優しさ』がありました。

ちょっとした優しさに触れると嬉しかったり、救われること、そのようなことは日々の生活でも多々あります。

そして出来れば与える人になりたい。

そう願いつつ過ごす七夕の夜でした。


おしまい

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pirokichi
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