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キャベツ太郎の謎

たまに食べるスナック菓子ってなんて美味しいのでしょう。

さらにそれが『駄菓子』となると、美味しさだけでなく、郷愁のような想いを抱きます。

幼き頃の記憶が蘇るのでしょうか。

子供が頂き物のなかで自分は食べないということで私にくれたお菓子の中に『キャベツ太郎』がありました。

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『うまい棒』などを販売する『やおきん』の商品。製造は『(株)菓道』が行っています。

仕事中、小腹が空いたのでこの『キャベツ太郎』を食べて、懐かしさに浸っておりましたが、ふと思ったのです。

「何故、『キャベツ太郎』というのだろう?」と。

だって原材料には

「コーン(アメリカ産)(遺伝子組換えでない)、植物油、ソース、砂糖、アオサ粉、香辛料/調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)」

と、キャベツはどこにも見当たらないのですから。

同じようなことを疑問に思われた方がいたようで、率直に『やおきん』へと訊ねた記事を見つけました。

『やおきん』によると、『キャベツ太郎』の名前の由来は、

青のりがかかったコロンとした丸い姿が、芽キャベツに似ているから

という説。

と、

発売当時はキャベツの千切りを食べる際にソースをかけて食べるのが主流で、この商品が「ソース味がする」ことからもキャベツという名称になった

という説を示していました。

しかしながら、これらの2つの説はあくまでも『説』に過ぎない、というのです。

そしてさらに、

『自分だけの「説」を考えていただけることも駄菓子の醍醐味』

と締めくくっていました。

数十円で買える駄菓子に、夢や想像力を掻き立てるような仕掛けを『やおきん』、『(株)菓道』は用意して、子供に向き合っているのだと、

駄菓子のプロとしての心意気

を感じました。


たまには駄菓子を食べてノスタルジックな気分に浸ってみてはいかがですか?



おしまい

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pirokichi
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