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涙した家族の話【pirokichi News】
ネット記事を読んでいて思わず『ほろっと』来てしまうことがあります。
そんな話題を幾つかご紹介したいと思います。
和田家の場合
こちらご存知平野レミさんの記事です。
なんといっても登場人物の顔ぶれが豪華ですね、平野レミさんはもちろんのこと、夫・和田誠さん、息子の和田唱さん(『TRICERATOPS』ヴォーカル)、その妻の上野樹里さん。
こちらの記事では、亡き夫・和田誠さんを偲ぶ話になっているのですが、なかなか喪失感に苛まれ立ち直れないレミさんに立ち直るキッカケとなったエピソードでグッときました。
レミさんが前を向けたきっかけは、長男の唱さん(45)の妻である上野樹里(35)が与えてくれた
「唱の家に行ったときに、樹里ちゃんに『和田さんの思い出ってつかめないじゃないの。だからさみしいのよね』って言ったの。そしたら樹里ちゃんが『唱さんとレミさん、手を出して。唱さん、レミさんの手を握って』って」
登場人物の3人のお顔がハッキリと思い浮かべられるので、まるでドラマかのような映像を脳内で創り上げることができてしまいます。
レミさんが最後に唱さんの手を握ったのは、まだ唱さんの手が“もみじみたいに小さかった”ころ。それが今は、大人のガッチリした手になっていた。
知らぬ間に子供が成長していたことを実感されたんですね。
「それで唱が、私の手をグッと握ってくれたときに『和田さんが半分入ってる』と思ったの。そのときに、胸のつかえがストーンと取れた」
たしかに唱さんに『半分入ってる』んですよね、和田誠さんが。実体として掴める和田(誠)さんがそこにいることにあらためて気づかれた、身近にありながら気づかずにいることってありますけれど、あるキッカケでそれに気付ける。
そんな家族のほっこりとする話に思わず涙したのです。
天海家の場合
天海祐希さんは第一線で活躍中の俳優さんですが、彼女も未曾有の災禍がもたらした気づきがあったようです。
この2年弱の間、今まで普通に会えていた人と会えなくなり、出かけたいところに出かけられなくなり――それまで当たり前だと思っていたことは、決して当たり前ではなかった。すごく恵まれていたんだと感じました。
これは誰しもが感じたことではないでしょうか。さらに天海さんは
私には夫や子どもはいませんが、家族の大事さにも改めて気がついた。とくに昨年は、毎日のように母に電話をかけていました。
こちらもなんだかドラマのようなシーンが目に浮かびます。
「元気にしてる?」「今日は何をしていたの?」とか、どうってことない会話なんですよ。とはいえ、生身の声でのコミュニケーションはメールとは違い、体温が感じられます。お互い「元気でいてくれれば、それだけでいいわ」なんて言い合って、じ〜んとしたり。
そうですよね、声だけ聴ければそれで安心。という気持ち。どうっていうことないことが出来ていること自体が素敵な時間ですものね。
そんなエピソードを聴いて、ふと自分のことを想ったりしてポロって来たのでした。
人目も憚らず
こちら進学塾のブランドムービーなのですが、ふと乗っていた電車内で流れているのを観て涙が止まりませんでした。
幼い頃から虫好きで、周囲の同じ世代からは揶揄われたり変人されて傷つくこともあった1人の少女が、一念発起して生物を学び『昆虫博士』と自認するまでになり、オトナとなってとある研究施設で研究に打ち込み、大発見をして生物学賞を受賞するというストーリーです。
受賞の知らせを話すある少女がかつての主人公を彷彿させんような、次の世代へとエモーションを継承出来ていることを示しています。
直向きに勉強に励むシーンは塾の宣伝になるように作られているのでしょうが、何より家族愛に心打たれるわけです。
キーワードの『好きがあれば大丈夫』。
主人公が幼き頃、周囲からの冷たい目に傷ついていた時に父親が発した台詞。
この言葉が支えで彼女は頑張って来れたのです。
理解ある親でいたい。そう思わされた動画でした。
おわりに
今回は『家族』、『家族愛』が共通点でした。
この1年余りでとくに意識することになった家族の存在。
当たり前の日々こそが自身の養分になっていると感じ、家族に感謝の気持ちを感じる今日この頃です。
おしまい
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