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バスマティという衝撃

新たな扉へ

いやぁ、実に新たな体験とは興味深く愉しいものです。

コンビニでお弁当を買うことにしました。
食べたことがあるメニューにしようと選んでいると新しい商品が並んでいる。

カレーライスのようです。

ん?よく見ると
なんだかライスの部分に違和感がある。

これはライスなのか?コメなのか?
そんな違和感で視線を別な商品にずらした。

う〜ん、でも気になる。
あのライスらしきものが気になる。
どうも形状がおかしい。
食べてみないと分からないことがありそう。
きっと食べると何かしらの扉が開く。

そんな思考が脳内で繰り広げられ、
購入することにしました。


コメが跳ねる!

そのカレーとはこちら。

わかります?
ライスの部分がちょっと違うことに。

これはバスマティライスというライスなのですが、日本で主に食するジャポニカ米ではなくインディカ米に属し、「香りの女王」というヒンディー語に由来するそうです。

ライス部分を拡大しますとこちら。

次にスプーンに乗せた写真をご覧ください。

とても細長い形の米です。
このお米、一般的に日本で食されるお米より粘りが少なく、お米同士がくっつかずパラパラしています。
さらに細長く曲がってもポキポキ折れるようではなく弾性もあります。
したがって通常のご飯では見られない光景が見られました。

それは、なんと

米が跳ねるのです!!

スプーンですくおうとして、たまたま曲がった米粒がバネのように跳ね返って数センチ上方に飛んできたのです!

このような光景が見られただけでもバスマティライスに初挑戦した甲斐があったといえます。

何が違う?

ところでこのバスマティ米は日本の米と何が違うのか。

形状が異なるのはもちろんですが、成分が異なります。

我々が普段食べているお米のジャポニカ米に比べてパサパサしているのは、アミロースが多く含まれているからです。
お米の主成分にデンプンが含まれていますが、このデンプンとはブドウ糖(グルコース)がつながって作られます。
デンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類があり、アミロースはブドウ糖が横一列に並んだ構造をしています。一方、アミロペクチンはトーナメント表のように途中枝分かれしながらブドウ糖がつながった構造をしています。

米の種類によってアミロースとアミロペクチンの比率は異なり、アミロースが多いと水分が少なくパサパサした食感になります。逆にアミロペクチンが多いとモチモチした食感になります。
わかりやすい例としては、もち米はアミロースを含まずアミロペクチン100%ですので、あのようにもっちりベタベタした性質を示すのです。

おわりに

まだまだ食べたことのない食材が世の中にあることを、今回はとっても身近な食材であるお米によって教えてもらいました。
時折、普段接しているもの以外を試してみることの重要さ、愉しさをただただ再認識させられました。

おしまい

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pirokichi
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