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【MHW:IB】軽弩ギャラリー⑧・ドス古龍編
今回は幻獣キリンと鋼龍クシャルダオラの素材で生産できるライトボウガンを紹介します。
今回は昆虫モチーフの武器デザインが登場するので、苦手な方はご注意ください。
※武器性能についての評価はありません
幻獣派生型
幻獣筒→幻獣筒【三ツ角】→幻獣筒【三界三禍】
幻獣キリンのライトボウガンです。
「三界」とは仏教用語で、私たちが生まれ変わる3つの世界を指す言葉らしいです。欲界、色界、無色界の3つがあって、無色界がいちばん良いそうです。ちなみに私たちが今いる世界は欲界、一番下の世界らしいです。そんな〜。
「三禍」という言葉の意味は調べても出てきませんでした。漢字から見るに「3つの災い」という意味ですが……。
地震、雷、火事、親父。これじゃ4つですね。
「三ツ角」の名にふさわしく、角を銃身とした三連装のライトボウガンです。3本をまとめているだけあって、ライトボウガンにしてはかなり太いですね。
それぞれ外側に片側だけになった弓が取り付けられていますが、これはボウガンとして成立しているんでしょうか。ふつうにやろうとすると弦が張れないような……。
撃鉄の形を見るに、これはおそらく「パーカッションロック式」という点火法を使っていると思われます。
フリントロック式の後に開発された方式で、「パーカッションキャップ」という雷管の一種、つまり火薬の詰まったキャップ状の容器を使います。
雷管を火門という場所に取り付け、それを撃鉄で叩くことにより、衝撃で雷管が発火。この爆発が銃の中の弾薬に伝わって弾が出る、という仕組みです。
この仕組みにより引金を引いてから発射までのタイムラグがほとんど無くなったそうです。すごい。
でも、撃鉄1つで大丈夫なんでしょうか。これだと右上の銃しか使えないような……。
ロングバレルを着けると、青い銃身が伸びます。
先が細くなっていて、ちゃんと角っぽくなっていますね。
サイレンサーは銀色のキャップがつきます。シンプル。
面白い構造のライトボウガンでした。
鋼龍派生型
鋼氷蜂弩→ホーネス=ダオラ→ザンブル=ダオラ
鋼龍クシャルダオラのライトボウガンです。見ての通りハチです。スズメバチ。
「ホーネス」はおそらく「ホーネット」、英語で「スズメバチ」を意味する言葉をもじったものだと思います。
「ザンブル」は「バンブル」でしょうか。英語で「よたよた歩く」という意味ですが、「バンブルビー」で「マルハナバチ」という意味になります。
マルハナバチはまん丸な体のハチです。そのずんぐりむっくり体型から人々に恐れられています。が、とても穏やかな性格なので、よほど刺激しない限り襲ってこないそうです。
強化したのに名前が弱くなっているような……。
構えるとハチを小脇に抱えたような感じになります。
よく見るとお腹の部分が持ち手になっていたり、触角が体に当たらないようになっていたりと、ちゃんと実用も考えた設計になっていますね。
お尻の針が銃口になっていて、ここから弾が出ます。
これで毒弾なんか撃ったらすごく強そうですね。まあ撃てないんですけど……。
ロングバレルを着けると針が長く、鋭くなります。ランスみたいです。
先の方には「かえし」がついていますね。これはミツバチの特徴です。
ミツバチの毒針にはかえしがついているため、一度刺さるとなかなか抜けません。そのため、敵を刺したミツバチは自分から針をブチっと切り離さなければいけません。
簡単に「切り離す」と言いますが、針はもともと産卵管の先端が変化したもの。いわば臓器です。それを失うわけですから、敵を刺した後はすぐに死んでしまうんだそうです。悲しい……。
しかし、この「抜ける針」は弱点であると同時に武器でもあります。
針が切り離される時、根本の産卵管も同時に抜けるのですが、これがドクドクと脈動し、針が刺さっている間、常に毒を送り続けるんです。
命がけの必殺技ということですね。恐ろしい……。
ちなみに、スズメバチの針にはかえしが無いので何度もブスブス刺せます。もっと恐ろしい!!
サイレンサーを着けると、なんとお尻が蜂の巣になります。
こういう六角形の蜂の巣状構造を「ハニカム構造」と言います。少ない材料で強度を保つ、優れた構造なんだそうです。
サイレンサー的に考えれば、強度をそのままに空気室をたくさん作れるので、割とアリなんでしょうか。
……あっ、アリじゃなくてハチか。
個性が光る工房の意欲作でした。
以上、幻獣、鋼龍派生型のライトボウガンを紹介しました。どちらも個性が光るデザインでしたね。
次回は屍套龍ヴァルハザクとその特殊個体の素材から生産できるライトボウガンを紹介します。