【MHW:IB】盾斧ギャラリー⑭・冰龍・地啼龍編
今回は冰龍イヴェルカーナと地啼龍アン・イシュワルダの素材から生産できるチャージアックスを紹介します。
※武器性能についての評価はありません
冰龍派生型
アイスガーディアン→氷臣ダルク
冰龍イヴェルカーナの氷属性を持ったチャージアックスです。
「ダルク」というのは「ジャンヌ・ダルク」でしょうか。神の啓示を受けたとしてフランス軍に入った女性軍人で、様々な戦いで勝利に貢献したのですが、最後は異端審問にかけられ火刑に処されてしまったそうです。
死後、無実が認められると列聖、つまり聖人として扱われるようになったそうですが、それなら最初から殺さないでほしかった……なんて、私だったら言っちゃうかもしれません。
盾はこんな感じ。
カイトシールドの輪郭で、鞘と斧刃がハッキリと分かれた「これぞ盾斧」といった感じの盾ですね。
これだけ色々な部品があるとガードした時に壊れないか心配になってしまいます。もしかすると、防御に使っているのは中央の小さな部分だけなのかもしれませんね。
鞘の先端に、小さな青色の宝玉が見えます。冰龍の零玉でしょうか。
……なんだか冰龍武器を紹介するたびに玉探しをしている気がします。零玉のことが好きなのか?
剣はこんな感じ。
面白い形の直剣です。矢印みたいですね。
よく見ると、先端の白い部分にしか刃がついていないように見えます。使いこなすにはテクニックが必要ですね。
そもそも、青い部分には実用の上で意味のない溝が彫られていたり、刀身に細かい彫刻がされていたりして、全体的に戦いをあまり意識していないつくりになっている気がします。儀礼用として作られたものなのかもしれません。
ビンは氷のような特別性です。ニーズウォックと同じモデルですね。
オーバーヒート時には剣の根元が赤く明滅します。ここが透かし彫りになっていて、全体がインジケーターの役割をしているんですね。オシャレ〜。
斧はこんな感じ。
まるで吹き荒れる吹雪のような氷の結晶が目を引きます。この冷気を帯びた刃で敵を凍てつかせるわけですね。
氷の刃というとなんとなく脆いイメージがありますが、常に冷気を発するこの武器なら問題なく使うことができそうです。
中心部分には冠を模したような氷柱の飾りが見られます。これはおそらくイヴェルカーナの冠角ですね。武器全体で飛翔する冰龍を表現しているのだと思います。
そういえば、剣の刃がついていない部分。斧モードだとちょうど柄になっているんですね。これならうっかり刃を握ってしまう心配も無くなります。まさか実用を考えたデザインだったとは……。
氷の結晶が華やかなチャージアックスでした。
地啼龍派生型
業力不滅-閻王-
地啼龍アン・イシュワルダのチャージアックスです。
「業力不滅」は仏教の言葉です。業力(運命を引き起こす力)は永遠に無くならないこと、つまり、自らの行いは永遠に自分の中に残り、いつか運命として自らに返ってくる、ということなんだそうです。自業自得とか、因果応報とか、そういうのと同じような意味ですね。
「閻王」はいわゆる閻魔様のことです。生前の行いから死者の魂を裁く、あの閻魔様ですね。
びっくりしたんですが、閻魔大王は地蔵菩薩の化身なんだそうです。あの優しい微笑みのお地蔵様がこんな怖い仕事してたなんて……。
盾はこんな感じ。
木目調の素材と中央のレリーフが美しいですね。使って汚してしまうのが少しためらわれます。
レリーフは仏教のシンボル、ハスの花がモチーフでしょうか。
青い宝玉がはめられた部分は、光を放っているような表現がされています。仏像の光背みたいですね。
剣はこんな感じ。
仏教の法具、金剛杵を模した剣ですね。
「倶利伽羅剣」といって、金剛杵の形をした剣が仏教の信仰対象、不動明王の持ち物として登場します。おそらくはそれが由来ですね。
倶利伽羅剣は炎となった龍王をまとう剣で、三毒、つまり、欲望や怒り、愚かさを祓ってくれるそうです。
そんな剣を持つ不動明王は、道を踏み外しそうな人間を無理やり引き戻したり、仏法を信じない者を脅して力づくで教えを説いたりしているそうです。
信仰の多様化が進んだ現代日本では、さすがにそこまではしていないとは思いますが、かなりすごいことをしているんですね。閻王が裁判官なら、不動明王は警察官、いや生活指導の先生でしょうか。こわ〜い。
見づらいですが、ビンは少し特別仕様です。スラッシュアックスと同じものですね。
剣の中に埋め込まれているんですね。すっきりしてます。
斧はこんな感じ。流線型の刃が特徴的ですね。
このチョロっと曲がったような形は、仏教の法具、「カルタリ」がモチーフだと思います。煩悩を断ち切ってくれる道具なんだとか。
カルタリは「金剛斧」とも言って、金剛杵と一体になっているものも多く見られます。この武器もそういう意味で剣を金剛杵にしたのかもしれませんね。
オリエンタルな雰囲気のチャージアックスでした。
以上、冰龍、地啼龍派生型のチャージアックスを紹介しました。どちらも特別モデルでした。
次回は滅尽龍ネルギガンテの素材から生産できるチャージアックスを紹介します。
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