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【MHW:IB】スラッシュアックスギャラリー⑩・恐暴竜・砕竜編
今回は恐暴竜イビルジョーとその特殊個体、ついでに同じ獣竜種である砕竜ブラキディオス特殊個体の剣斧を紹介します。
ブラキディオス通常個体はパーツ強化武器なので今回は紹介しません。
※武器性能についての評価はありません
恐暴竜派生型
テュランノス→テラーテュランノス
恐暴竜イビルジョーの龍属性を持った剣斧です。「テラー」は恐怖という意味で、「テュランノス」は古代ギリシャ語で「僭主(せんしゅ)」を表すそうです。僭主とは独裁的な支配者のことで、「タイラント」の語源となったようです。
各パーツを鎖がつないでいて物々しい感じです。
斧モードはこんな感じ。収縮するイビルジョーの筋肉を鎖で無理やり張っているんでしょうか。せり出した杭のような牙が獲物の肉を引き裂きます。
鎖の補強が厳重な分、軸は案外細めですね。
剣モードです。変形に伴って筋肉が隆起しているのがわかります。
鎖が変なところに巻かれていますね。何か意味があるんでしょうか。はちきれんばかりの筋組織をこの鎖が押さえ込んでいるのかもしれません。
MHWの武器はほとんどが骨もしくは鉄素材から派生していくのですが、恐暴竜派生は完全に一発生産です。骨とも鉄ともつかない肉々しい見た目はこのせいかもしれません。
恐暴竜の恐ろしさを感じる生々しい剣斧でした。
恐暴竜派生型改
業斧グラバリタ
テラーテュランノスをリミッターの外れた恐暴竜、「怒り喰らうイビルジョー」の素材で強化した剣斧です。「グラバリタ」は「グーラ」と「アヴァリティア」の混成語と思われます。どちらもラテン語で、「グーラ」は七つの大罪のうち「暴食」、「アヴァリティア」は「強欲」を意味するそうです。大罪を二つも背負うとは、まさに業の深い剣斧ですね。
血にまみれたのでしょうか、全体的に赤みがかっています。牙部分には血しぶきもついていますね。スプラッタな感じです。
特筆すべきは剣モード。隆起した筋肉からは赤黒い龍属性エネルギーが漏れ出し、ほとばしるように龍雷を纏います。まさにイビルジョーの激昂状態ですね。
今作の剣斧は特殊ギミックのあるものが少ないので、こういった強烈なギミックを持ったものは貴重です。
恐暴竜の怒りを体現した、すさまじい剣斧でした。
砕竜派生型改
砕光の剣斧
特殊な粘菌を手に入れた特殊個体、「猛り爆ぜるブラキディオス」の爆破属性を持った剣斧です。
暗い緑色の甲殻とオレンジの粘菌は「猛り爆ぜる」ならではです。
斧モードです。活性化した粘菌が脈動するように明滅します。
模様が特徴的な代わり、フォルムは簡素ですね。甲殻をそのまま斧の形に削っただけという感じです。
ビンはくすんだ色合い。ダイナマイトのようにも見えますね。
剣モードはこんな感じ。剣刃全体に粘菌が広がり、燃えるような色に活性化します。
軸と剣刃が合わさって左右対称の形になっています。こういった切っ先のない形の突きを想定しない剣は処刑人たちのために作られ、ただ罪人を断頭するために用いられたそうです。この剣斧にもそういった独特の威圧感がありますね。
シンプルなフォルムにあざやかな色合いの、武骨な剣斧でした。
以上、恐暴竜派生型(改)と、砕竜派生型改の剣斧でした。獣竜種の剣斧は攻撃的な見た目のものが多いですね。
次回は過去作から続投の古龍種特集としまして、幻獣キリン、炎王龍テオ・テスカトルの素材から生産される剣斧について紹介します。