【MHW:IB】狩猟笛ギャラリー①・骨編
今回からMHWに登場する狩猟笛のグラフィックを紹介していきます。初回となる今回は最も基本的な骨製のものを3種、紹介します。
また、今回の記事は昆虫っぽい画像を含みます。まあまあリアルなので、苦手な方はご注意ください。
※武器性能についての評価はありません
基本型【骨】
ボーンホルン→ハードボーンホルン→ヘビィボーンホルン
最も基本的な骨製の狩猟笛です。
演奏で自分や仲間を鼓舞し、大型のヘッドを打撃武器として使う、それが狩猟笛です。
そもそも楽器というのは精密機械。衝撃に対して非常にデリケートで、ちょっとぶつけただけでドとレとミとファとソとラとシとドの音が出なくなったりする打たれ弱い子たちです。
それを……鈍器として?使う???
意味が分かりません。わかりませんが……でもどんなに酷使しようとまったく音色に狂いが出ないので文句が言えません。いったいどんな技術を使っているんだ……。
「ホルン」というと金管楽器、とぐろを巻いた金色のラッパみたいなアレを想像する方も多いと思います。なんであんな形かというと、狩りの際の信号用として乗馬中に使うとき邪魔にならないように変形したんだそうです。
……話がそれました。おそらくこの武器の「ホルン」は「角笛」という意味だと思います。
角笛はその名の通り、中が空洞になった動物の角を使った笛のことです。今作では登場しませんが、かつてはハンターもアイテムとして使っていました。
基本的な狩猟笛ということですが、トゲトゲの骨を使っていてなかなか奇抜な形ですね。
楽器というのは、空気を振動させ音を発する「振動源」が必須ですが、この武器の場合はひときわ目立つ青い部分が振動源のようです。
空洞になった内部に息を吹き込み、空気が外に出ようとするときに青い部分を押し上げて振動させるわけですね。
膨らんだ空洞は共鳴部となって音を増幅させる効果があります。
ちなみに、青い部分は薬の材料で有名なアオキノコでできているようです。笠の肉厚な質感がちょうどいい感じの音色を生むんでしょうか。
音色は船の汽笛に似た「ブモワ~」というような低音です。チューバにも少し似ているでしょうか。
本当は実際の音も録音できればよかったんですが、うっかり忘れてました。もしかしたら後日追加できるかもしれませんが……多分しないかも。
それでは、他2種もまとめてどうぞ。
甲虫型【骨】
一部パーツ強化武器のベースデザイン
甲虫種の腹部を模した狩猟笛です。
茶色い甲虫の翅、鞘翅が特徴的ですね。
このデザインは過去作においてランゴスタ素材から作られる狩猟笛、「ソニックビードロ―」が元になっています。
今作にも「ソニックホルン」というランゴスタ素材の狩猟笛が存在しますが、過去作のものは鞘翅が緑色、今作はランゴスタの黄色い甲殻がパーツとして使われているなど、微妙な違いが見られます。
中身はこうなっています。結構リアルな感じで、苦手な人は苦手かもしれませんね。
内側にある半透明の翅を震わせたり、こすり合わせることで音を出します。これはコオロギやキリギリスなどの鳴き声と同じ仕組みですね。
腹部に空いた穴は気門でしょうか。昆虫は鼻や口ではなく、ここから空気を取り入れて呼吸をします。へぇ~。
音色は基本型とほとんど同じですが、「ジャーン」という静かな鐘のような音が追加されています。これが翅の擦れる音なんでしょうか。
角型【骨】
マッドボーンホルン
ヘビィボーンホルンⅡを強化するとこの姿になります。
大きな角を持った獣の頭骨を使った狩猟笛です。よく見ると眼窩が釣り目になっていて、かなりコワモテです。
骨にペイントがされていたり、角にカラフルなヒモが巻かれていたりと呪術的な意味合いもありそうです。どこかの部族の司祭が使っていそうですね。
ところで、この笛はどうやって音を出しているんでしょう。演奏中は頭骨の顎が開閉していますが……。まさか獣の喉を丸ごと……!?
音色は基本型の音に、甲高い木琴の音と「ギョワ~」という吠え声のようなものが追加されたものです。やっぱり喉を……。
以上、基本的な骨製の狩猟笛を3種、紹介しました。面白いデザインでしたね。
次回は鉄製の狩猟笛を紹介します。