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推しが『魔道祖師』の舞台に出るから『陳情令』を見始めて中華俳優に傾いてるヲタクの日記

皆さんはショートケーキの苺を最初に食べますか?私は周りのフィルムを外す前に食べるくらい耐え症のないヲタクなので、推し(土屋直武、顔が良い)が『魔道祖師』の藍景儀を演じるにあたり、『魔道祖師』の4巻を購入し、番外編を読んだ。


大陸のセックスってすげ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!

そう思いながら一度アニメ版を挫折したのもあって、大陸美丈夫オンパレードと話題の『陳情令』を見ることとした。正直、この順番は邪道であると思っていたが、大正解であった。
以下ドラマネタバレを含みます⚠️

大正解!と思った一番の理由は、藍忘機(演:王一博)にある。藍忘機は家規(お家の掟)が3000(さまざま終わった最終回には1000条増えていた気がする💦)があるような、堅物箱入り息子なのだが、終始仏頂面(耳は赤くなる、かわいい)なのが特徴である。これをもし番外編を読まずして見ていたら「何だこの男は」と、私はブチ切れていたかもしれない。しかし、番外編のおかげで私には見えるのだ。微々たる口角の上がり方や視線の変化が分かるのだ。こ、こいつだいぶ序盤から莫玄羽に魏無羨(演:肖战)魂が入ってること察してやがるぞ?なんでだ???もしやこれが「知己─」と、だいぶ楽しいスタートダッシュを決めることが出来た。ありがとう王一博。かくして「名前が3つある!訳分からん!!」というなかなかしんどい状態を乗り越えることが出来たのであった。

『魔道祖師』では道侶としてなかよく暮らしている忘羨であるが、ドラマ版ではブロマンス改変されている。それが、それが私には正直とてもありがたかった。
過去のnoteやTwitterを見ても分かるように私は「BLドラマにハマりづらい哀れな腐女子」であり、「三次元の男に関してはブロマンスが至高」と考えている。あれやこれやはヲタクが考えればいいのだ。
『陳情令』は知己と二人の関係を示しているため、キスはおろか手を繋いだり、なんてこともほぼない。掴むなら腕、するならおんぶ(負傷時)、死ぬなら藍忘機の手で。そんな感じである。ただ、番外編を見ているヲタクなので、この様々な仕草やお互いの思いが全て「互いのため」であることを察していた。藍忘機って魏無羨には絶対見せないけど相当魏無羨のこと庇ってるし思ってるし離したくないよな。そんな事を思いながら視聴を続けていた。過去編が終わった33話、藍忘機が冷泉(治癒力がすごい川みたいな所)に浸かっているところを魏無羨が発見する。背中には鞭の後、胸元には焼きごてのような跡も見える。
この痕跡は、過去散々自己犠牲で全てを敵に回していた魏無羨を、最後まで信じた男の、信頼の証なのかもしれない。懲罰のせいで3年も知己の骸を探すことさえも叶わなかったのだろうか(事実そうだった)。そう思うと涙が止まらず、通勤前にちゃちゃっと見よ🎶と思った自分を恨んだ。
普段は無表情で話すことは最低限な藍忘機。藍忘機は家規により酒をあまり飲むことをしてこなかったのだが、その藍忘機が酒を飲むシーンがいくつかある。35話から36話の部分が個人的に一番好きなのだが、笑わずにこれを真顔でやってのけた王一博には頭が下がる。

私はどうやら特撮作品に性癖をねじ曲げられできたらしく、ボロボロなイケメンと意思疎通が苦手(特に出力ベタが好き)なイケメンを見ることが大好きなのだが、江澄(演:汪卓成)がまさにこれにあたる。親切なフォロワーから江澄は仮面ライダー顔云々、情報を適切なタイミングで貰っていたのだが、本当に、シンプルに顔がめちゃくちゃ好き。本当に、石像とかにして置いておきたい。
キャラクターとしてももちろん好きなのだが、番外編の手前、キャラクターで見ると藍忘機が一歩先をいっていたし、自分の理念に則って弱者のために戦う戦う魏無羨には主人公バフがかかっていたこともあり、江澄は顔好きなぐらいでそんなに、、、くらいの気持ちではあった。
が、いやー、インターネットってすごい。あの手この手と漁っていくうちに、汪卓成に完全に顔と声でメロメロになってしまった。顔が好きすぎる。てか歌うますぎ。中国にも帝劇ってあるのかな。

ただ、汪卓成をインターネットで追っかけていくうちに、段々と自身のインターネットが主役の二人に染まっていくのを肌で感じた。グローバルブランドアンバサダーの力だろうか。
昨日、微博之夜の出演者が発表された。LOEWEやTOD’Sの広告も発表された。
完全に「後追い」と思って緩い気持ちでいたのだが、全然私自身に「追い風」を受けていることを感じる。テレビで見た占いに「意外なものにのめり込み金欠ピンチ」とあったが、まさにこのことである。
いやしかし、LOEWEの王一博良すぎるだろ。

かくして中国四千年の歴史から選りすぐりの美丈夫を集めたドラマである『陳情令』の虜になり、華流俳優に傾いている次第である。

金運ピンチ!は毎年のことであるが、これ以上ハマり事を増やすのは正直しんどい。
せいぜい過去に挫折した中国語の勉強に精を出すくらいで、一過性の、いわば麻疹みたいなものだと思いたい。




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