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noriyukikawanaka
木曜日の変化球
人生は不思議な構造をしている。
待っているのは、いつだってドストライクの、豪速球。
その球を打ち返すために、日々、鍛錬をしてきたんだもの。
しかしなぜか、やってくるのは、ボールに見えてしまう、判定スレスレの変化球ばかり。
明らかにボールだろうと、見逃したそのほとんどが、ギリギリのところでストライクゾーンに入ってくる。
うむむ。
これはどういうことだろうか。
球種を絞り過ぎていることが、仇となっているのか?
目的は、豪速球を打ち返すことではないはずなのだ。
しかし、なじぇか、頭の中はいつしか「夢は一発、どでかいホームラン!」を目指すことで、一杯になっていたりする。
私の役割は、チームに点をもたらすために、次の打者へと繋げることだ。それはよくわかっている。
・・・とはいえ、つなぐためだけに、フォアボールを選ぶ人生なんてつまらない。
さて、私はどこへ向かっているのだろうか。
WBCで盛り上がる世間を横目で見ながら、ふと、そんなことを思う木曜日。
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![パーソナルライターおくやま・ふみ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69027812/profile_197fdc97fff1d2627f9f32a769737e97.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)