「ぐるぐる」って悪いことじゃない
ここ数日、連続でインタビューがあり、自分の中でいろいろな思いが「ぐるぐる」している。
言葉にしようとnoteに向かうが、書いている途中で熟成していない想いに気づき、未完のままの下書きが一つ、また一つと増えていく。
この厄介な「ぐるぐる」。
普段は「なんて面倒くさい奴だ!スッキリしたいから早くどっかいってしまえ!」と、目の敵にすることも多いのだが、今日、他の人が「ぐるぐる」している様子を目の当たりにして、不思議な感覚を覚えた。
「うん、めっちゃ順調だよね」
自分のことだと、なかなかそうは思えないが、他人のことだと客観的に見えるせいか、ゴールが見えずにまさに「ぐるぐる」しているその人と話をしながら、そんなことを思った自分に、少し驚いた。
なぜそんな風に思ったのかよくよく考えてみると。
「ぐるぐる」は、ゴール一歩手前の状態でもあることを、私自身がなんとなく感じているからなのかもしれない。
「ぐるぐる」なくして、ゴールには辿り着けない。
「ぐるぐる」するということは、自分の考えがしっかりと巡っている証でもある。
同じところを「ぐるぐる」しているようでいて、実は螺旋状に少しずつ上がっていっている、というのが私の感覚。
その上がり具合は人によってまちまちだと思うが、「ぐるぐる」の渦巻が多い人ほど、おそらく「ぱっかーん!」なゴールが待っている気がするのだ。
ぐるぐる、とか、ぱっかーん、とか😅
擬音多すぎでしょ、というツッコミは聞こえない振りをして。
人は「ぐるぐる」した時間が長ければ長いほど、腑に落ちた時の納得感が半端ない気がするのだ。
だから、「ぐるぐる」って悪いことじゃない。
いつか「ぐるぐる」にも終わりが来る。
だから「ぐるぐる」を楽しもう!と言うセリフは、上級者ぶりすぎて、本心からは言えないのだが、この「ぐるぐる」がゴールへ向かうプロセスの中の一部だということは、信じてもいいのではないだろうか。
・・・という私の頭の中は、さっきの書き途中の原稿のことで「ぐるぐる」しているわけなのだが。