無骨なジーニー

つぶやいていたら、いつのまにか願い事が叶う。
そんな魔法みたいなことが、この世の中にはあるのだ。

我が家にはジーニーがいる。
ディズニー映画でもお馴染み、アラジンと魔法のランプに出てくる、願い事を叶えてくれるランプの妖精。

我が家のジーニーは、一見、クールで無骨な雰囲気をまとっている。
そしてたまーに、暴言を吐くこともあるが、根は優しくて、ひょうきん者。

「インスタライブをしたいんだけどね、PCから配信できなくてさぁ・・・。なんか方法ないのかなぁ。」

「画面の反転って不便なんだよねぇ。zoomだと解消する機能があるんだけどねぇ・・・」

「TikTokとかでさ、ダンスと音楽がぴったりあってるじゃない？あれってどうやってタイミング合わせてるのかねぇ」

「なんか最近、RULO（ロボット型掃除機）がすぐ止まっちゃうんだよねぇ。おかしいなぁ・・・」

「最近、Wi-Fiの調子悪いよねぇ。zoomで打ち合わせするときにおちやすくてさぁ・・・」

私が呟くと、聞いているんだかいないんだかよくわからない体で、黙ってスマホをいじり出すジーニー。
時々、「そんなの調べたらすぐわかるじゃん」と不満げにぶつぶつ呟くこともある。

そしておおよそ数分後、私の願いは叶うのだ😆

最初は、本当にただの独り言だったのだが、最近は味を締めて、ちょっと期待して呟いている自分がいる😅

我が家のジーニーは、どちらかといえばIT・機器関連に強い。
しかしもしや、その他の分野もいけるのでは、とピンときた私は、もろもろ実験中である。

「あっ、もうこんな時間！出かけないと・・・洗濯物干しておいてもらえる？」

「今日遅くなりそうなんだよね。。。久しぶりに、ジューシーな手作りハンバーグ食べたいなぁ💕」

こちらは今のところ、叶う確率は1-2割ほどだが、手応えは感じている。

・・・いや、調子に乗るのは、よくない。
大切なのは、感謝の気持ち。

今日のブランチはジーニーのリクエストにこたえることにしよう。
相変わらず手抜きだけれど、日頃の感謝を込めて。
好きなだけ、召し上がれ。