Dear My bro
私には弟が一人いる。程よく仲はいい。
昨日そんな弟が誕生日を迎えた。彼は26になったけど、まだ学生をしている。彼がなぜいまだ学生なのか、それはいまさらどうこう言ったところで変わらないが、今も学生をやらせてもらえる環境にあること、それに対する感謝は忘れないでほしいと思っている。
姉のわたしが言うのもなんだが、弟はいいやつだと思う。友人は多いし、地元を一緒に歩くといろんな人に挨拶されるほどなぜか顔が広い。彼がここで26年間築いてきた人間関係は薄っぺらいものではないと思う。それは人生の宝でもある。
しかし彼は今与えてもらっている環境が当たり前ではないことを忘れるときがある。母に注意され「逆ギレ」というやつだ。こんな歳にもなって、こんなことを母に注意されることもどうかと思う。それに逆ギレをし、その態度を姉に注意されることもどうかと思う。
けれど、周囲への感謝の気持ちや家族だからこそ敬う気持ちは忘れないでほしい。
♢
昔、わたしは人に何か注意したいとき、指摘したいときに相手を「否定」してしまうことが多かった。「これは違うんじゃない?」「だからダメだ」などなど。しかし、否定ではなにも伝わらないし響かないということをこの数年で学んだ。
否定せずに相手に自分の気持ち、自分の考えをうまく伝えること。自分の気持ちや考えを"ぶつける"”押し付ける”のではなく、”伝える”こと。それってとっても難しくて、今でもとっても難しくて。けど、下手なりにも自分の言葉で丁寧に伝えればしっかり相手に響くと感じる。
言葉を選び選んだ結果日付を越えて今日、弟に誕生日の連絡をした。
しっかり気持ちが届いているといいな。
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