構えない
焚き火などで燃えている薪が爆ぜると、パチパチと音が鳴りますよね。
パチパチしたと思ったら、またすぐにパチパチ。
しばらくパチパチしないと思ったら、急に大きめのパチパチ。
不規則な間隔で鳴ります。
いつパチパチ鳴るのか、全く先が読めません。
次はどのタイミングで鳴るのか集中して構えていると、鳴った時にビクッと驚いてしまいます。
ですが、他の事に集中していると、不規則に鳴るそのパチパチが心地よく感じる。
一切パチパチ鳴らないとか、全く同じ間隔で機械的にパチパチ鳴るだと、ここまでの心地よさは演出できないと思います。
人生にも、この薪が爆ぜる音と同じようなことが必要で、それによってある意味ワクワクするような豊かな人生になるのではないでしょうか?
この先、あなたの人生に起きる様々な出来事は、パチパチと同じでいつ起きるか分かりません。
いつ起きるかいつ起きるかと、構えすぎていると実際に起きた時に、ビクッと驚いてしまいます。
いつ起きるか分からない将来の出来事に、ビクビクしながら集中するのをやめてみませんか?
たしかに、将来どうなるのか不安はあると思います。
でも何が起きるとしても、それに気を取られていない人生だったとしたら、丁度いい刺激になるくらいで大抵の事は乗り越えられるはずです。
その出来事が、幸せな事であっても辛い事であっても、人生のサプライズに対して構えすぎていたら、サプライズでは無くなってしまう。
何が起きるか分からないのだとしたら、それについては考えない。
今ある幸せ、将来ではなく今現実に起きている幸せに精一杯の集中をする。
そうすることで、幸せなサプライズや辛いサプライズがいつどんな形で起ころうとも、薪が不規則に鳴るパチパチと同じように心地よく感じれるはずです。
人生はビクビクと構えすぎず、どっしりと構えることもしなくていい。
何が起きても、心地よく受け入れる。
焚き火のように暖かく、時々パチパチ。
ほら、この先に恐ろしいことなんてありませんね。