ふっくらむっちりなボテロ展
「ボテロ展 ふくよかな魔法」@Bunkamura
コロンビア出身、90歳の現役画家ボテロ。
何もかもがむっちりふっくら。
見上げるサイズの作品が多くて、存在感がある。
花瓶に生けられた赤・青・黄色の花の絵もまるまるどーんとしていてもはや肖像画。わたしが名づけられるなら「3美人」かな。(画像に小さくのっています
宗教画や過去の著名な画家の絵を題材にしたものも多く、ユーモアに富んだ解釈が面白い。
ただ、ふっくら加減に加えて、顔がかなりシリアスなものも多いので、好みが分かれるタイプかも。
フリーダ・カーロの作品と顔の濃さが結構似ているので、この顔は南米ならでは??(こういう地理的な要因や作家同士の類似性に想いを馳せるのもアートの楽しみです^^)
ボテロ曰く、「アートの主たる目的は触媒としてのアートの喜びを生み出すこと」
そして「芸術が普遍的な価値を持つためには、まず地域的、個別的な価値を持たなければならない」
喜びというところが嬉しい。
ためには論は、こんな視座で活動するアーティストがどのくらいいるんだろうという興味。そして地場産業のブランディングにも通じるなとも思いました。
7/3まで。もう間もなく終わりなので、ぜひ!
下の画像の女性はマリア様。顔汗かと思ったら涙で。。マリア様、ごめんなさいと心の中でお詫びしました💦