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今日はひとりで読書@闘いの庭 咲く女

こんにちは!ついに社会復帰したpusumasuです。
変わらずnoteを週1くらいで続けていきたいなーと思っています。

今日は読書の記録としてこちらをご紹介したいです。

最近話題のジェーン・スーさんの本なので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ジェー・スーさんの本やエッセイは何度か読んだことがあって、自身の家族との絶妙な関係性に書かれたこちらの本もとっても面白かったです。


さて、この本は本屋さんで気になって立ち読みしていたのですが、あまりに面白くてその場でアマゾンでポチってしまいました。笑

なんといっても面白かったのはあの田中みな実(!)のインタビュー。

これまでどこで見た田中みな実とも違う印象を引き出せるジェーン・スーさんの問いと、その観察眼と圧倒的な筆致。いやー素晴らしい。そして何より相手に対する深い敬意が見えるんですよね。言葉って力強いなぁと改めて考えさせられる一冊でした。

いわゆる“フェミニズム”のカテゴリーに分類されて陳列されていることが多いのである意味苦手意識を持って見ている方も少なくないのではないかなと想像しますが、「人間の多面性」を見られる素晴らしい本だと思います。

田中みな実のインタビューの一節をご紹介。この感覚、どこか身に覚えもある方も多いのではないでしょうか。いわゆるスポットライトを浴びる“有名人”からこの言葉を引き出せるの、やっぱりすごい能力だなぁと思います。

「自分から積極的に発信した情報は、ひとつもないんです。だからSNSもやらない。自分という人間にそこまで自信を持てないし、自己評価は低めです。」

『闘いの庭 咲く女 』彼女がそこにいる理由』本編より

そしてそれをこんな風に分解する作者。

世に発信した情報はないが、他者の期待を察知する能力には長けており、それに応えたい気持ちもある。サービス精神は旺盛だが、自分の好きなものはわからない。そんなアンビバレントを抱える田中…(略)

『闘いの庭 咲く女 』彼女がそこにいる理由』本編より

人間が抱えるアンビバレントや矛盾しているもの、表と裏、光と影、そこがやっぱり自分が面白いと感じるものだなと改めて気づいた本でもありました。人間って結局一元的には語れないですし、清濁併せ呑むことができる自分でありたいなと思うものです。

複数人へのインタビューを交えたものでサクッと読めますのでお勧めです。辻ちゃんも出てきますよ!


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